三重県の保育園には、正社員として保育士を募集している施設から、派遣登録する形で時間を選びながら保育士として働く方法まで、幅広い選択肢から選べるのが特徴です。給与面では正社員が約18?20万円に諸手当、賞与がつきます（年2回、3?4ヶ月）、パートの時給は950?1200円です。多くは年齢、経験は不問ですが、保育士や幼稚園教諭の資格を持っている方を対象にしています。経験や能力によって給与の上積みを期待できる施設もあるので、過去に保育士をしていた方はより優遇されるでしょう。福利厚生面では、正社員はもちろんパートでも社会保険完備や、有給休暇育児休暇制度が取得できる施設もあるので、有事の際にも働きやすい環境がそろっていると言えるでしょう。

三重県は、人口約180万人（全国22位）、面積は25位と中規模に位置する広域自治体です。エリアは名古屋地方に近い四日市を中心とした北勢地域、県庁所在地の津を中心に伊勢志摩地域を加えた中南勢、関西圏に近い伊賀地域、漁港の街・尾鷲や世界遺産に指定されている熊野古道がある東紀州に分類でき、それぞれ独特の文化を持っているのが特徴です。

公共交通機関は大動脈としてJR、近鉄が名古屋、大阪、京都の各方面につながっており、細かい地域への往来は私鉄やバスがカバーしています。

人口28万人の津には県庁などの政治機能が集中する一方、人口30万人と津を上回る規模を誇る四日市市には工業都市として栄え、通勤、通学で名古屋に向かう人も多くいます。近年では工場地帯の明かりを海側から眺めるクルーズも人気を博しており、大規模スーパー「イオン」の発祥地でもあることから、系列店舗やモールも数多くあります。また、温泉や遊園地のあるナガシマスパーランドは桑名市にあります。

中南勢の観光の柱は、全国の神社の総親神にあたり、天照大御神を祭る「伊勢神宮」です。20年に一度、正殿を建て替えてご神体（八咫の鏡）を移す式年遷宮が行われる際には多くの観光客が訪れます。また、志摩市の賢島はサミット開催でも注目を集め、特産の真珠や海の幸を楽しむことができるでしょう。ブランド牛の生産地として名高い松阪市も伊勢商人を輩出した街として知られ、商家屋敷などの趣のある風景が楽しめます。F1仕様の国際サーキットがある鈴鹿市は土地柄、自動車部品工場が多いという特色も見られます。

伊賀地域は「忍者の里」として有名で、忍者屋敷や伊賀上野城といった地域特性を受け継いだ街並みが見られます。大阪まで車で約1時間半と通勤県内であることから、関西地方のベッドタウンとしての一面も併せ持ちます。和歌山に近い東紀州は他地域に比べて人口は少ないのですが、盛んな漁業や古道探索などの観光資源を生かし、観光客の呼び込みに成功している地域です。