群馬県の認定こども園の求人には、学園法人や社会福祉法人などが運営するところがあります。家庭的な雰囲気の中でのびのび子どもを育てているところが多く目立ちます。雇用形態が正社員、契約社員、非常勤・パートと様々ですので、自分の生活スタイルに合わせて選択することができます。また、給与は正社員、契約社員であれば月収17万円前後で、非常勤・パートであれば時給900円前後です。マイカー通勤可、社会保険完備、福利厚生の充実など働きやすい環境を整えているところや育児支援に積極的なところも多数見受けられます。2015年に保育士の給与引き上げを行うなど、群馬では保育士の働きやすい環境づくりに自治体も力を入れていることが特徴と言えます。

関東地方の北西部に位置する群馬県は、四方を他県に囲まれた内陸県です。約6363平方キロメートルの面積に、平成28年2月1日時点で約197.1万人が暮らしています。1平方キロメートルあたりに310人が暮らしていることになります。県の北部と西部は山岳地帯になっていて、関東平野である南部に県の人口のおよそ7割が集中しています。

群馬県は、人口1人あたりの自家用乗用車保有台数が全国第1位です。そのため県民の多くは、公共交通機関ではなく、自家用乗用車を主な交通手段としています。県内を走る高速道路には、関越自動車道、上信越自動車道、北関東自動車道、東北自動車道があります。

現在、全国で生産されているだるまのうち約80％は群馬で生産されています。高崎少林山では、毎年新春の恒例行事として「だるま市」が開催されます。日程をずらして、前橋・伊勢崎・館林の初市でもだるまが売られ、多くの人でにぎわいます。他にも、出雲方面の風習が発祥とされている「どんど焼」が群馬でも行われています。昔から養蚕が盛んだった群馬では、米の粉で繭玉に見立てた団子を作り「どんど焼」の残り火で焼いて、無病息災を祈りながら食べることが特徴となっています。

群馬は、美しい大自然に囲まれた県でもあります。観光スポットとしては温泉が定番で、自然湧出量日本一の「草津温泉」、石段街で知られる「伊香保温泉」、四万の病を癒すと言われている「四万温泉」などが特に人気となっています。また、日本百景に指定されている「尾瀬ヶ原」をはじめ、「吹割れの滝」、「鬼押出し園」、「草津白根山の湯釜」など自然が生み出した絶景が数多く存在しています。自然以外では、「富岡製糸場」と「絹産業遺産群」が2014年にユネスコ世界遺産に登録され注目を集めました。