石川県の認定こども園は、店員が100名から300名ほどの比較的規模の大きいものが多いです。雇用形態は、契約社員と正社員が中心で、契約社員から正社員への登用制度があるこども園もあります。給与は、契約社員の場合は、時給が1000円前後で、正社員は月給160,000円から190,000円です。勤務時間は7：00から19：00の間の8時間が平均で、休暇は土日祝日が休みのものがほとんどで、年間の休日は110日前後です。待遇は、社会保険完備、賞与あり、交通費支給（10,000円から20,000円前後）ありで、ほぼ全てのこども園がマイカー通勤可能です。どのこども園も最寄りの駅から車で10分程度の場所で、徒歩ではやや遠い場所にあります。

石川県は日本の中央部、北陸地方の日本海側に位置する県で、人口は約116万人です。石川県は北部の能登地方と南部の加賀地方で対照的な特徴をしています。能登地方は日本海側につき出しているため、季節風の影響を受けやすいです。平均気温は約13℃で、夏は涼しく冬は降雪が少なめです。加賀地方は積雪の被害が多く、平均積雪量は40cmで、山間部では220cmにもなります。人口も各地方で大きく違い、能登地方が約96万人で県内の人口の8割が住んでおり、逆に加賀地方は人口19万5000人で、県内人口の2割程しか住んでいません。

観光スポットとしては、国の特別名勝にも指定されている日本庭園の「兼六園」、前田利常が建設した日蓮宗の寺院である「妙立寺」、江戸時代に加賀藩主前田氏の居城であった「金沢城」などがあります。

行事は7月に行われる「あばれ祭り」が有名で、高さ7mの大松明40基に火を燈し、町を練り歩く勇壮な祭りです。

交通は、空港と港湾が能登地方と加賀地方のそれぞれに設置されており、道路と鉄道も金沢市を中心として、能登地方と加賀地方の両方に延びています。空港は、加賀地方に小松空港、能登地方に能登空港があり、加賀空港は年間利用者数約200万人で、能登空港は年間利用者数約13万人と、加賀空港に比べて利用者数は極端に少ないです。港湾は、金沢港、七尾港の2つが主要で、どちらも貨物量が年間で300万トンを超える重要港湾とされています。鉄道は、2015年に北陸新幹線長野金沢間が開業され、従来よりも遥かに便利になりました。一番利用者が多い駅は金沢駅で、1日で約2万人、次いで小松駅が約4000人、松任駅が約3000人です。