山口県の保育園は、園児定員が200名近い大きな施設や少人数制のアットホームな施設まであるので、好みの職場を選びやすくなっています。市街地にある小規模保育園を除くほとんどの施設がマイカー通勤可となっており、交通費が実費で支給されています。正社員の基本給が17万円を超える求人も珍しくありません。賞与は2ヶ月から4ヶ月分が相場ですが、中には4カ月分以上の賞与が支給される保育園もあります。音楽教育や英語教育、あるいは食育など独自のこだわりを持つ施設も多く、自分の得意な分野を活かせる職場を見つけることができます。経験不問、初心者歓迎という求人も少なからずあり、やる気のある人なら経験や資格の有無にかかわらず採用されるチャンスがあります。

山口県の人口は約140万人です。県庁所在地は県のほぼ中央に位置する山口市で、人口は約19万7千人です。人口が最も多いのが本州最西端にあり、関門海峡を隔てて九州と向かい合っている下関市(26万7千人)です。その他、日本海に面しかつては長州藩の城下町として栄えた萩市(4万9千人)、重工業が発達した宇部市(16万9千人)などがあります。

山口県の年間平均気温は15.4度、年間平均降雨量は1886mmで温暖な海洋性気候となっています。

県内にはJR西日本と第三セクターの錦川鉄道が、計9つの鉄道路線を運行しています。瀬戸内海沿岸を走る山陽本線は交通の大動脈で、広島や岡山・福岡へ向かう新幹線や在来線が行き来しています。下関市から日本海側を通って京都まで伸びる山陰本線も、下関市と長門市・萩市とを結ぶ重要な路線です。下関から福岡県の小倉まで新幹線で約40分、広島まで約90分、大阪まで約3時間の乗車時間となります。

山口県の観光スポット(史跡・建築物)としては、岩国市の錦帯橋、萩市の松下村塾、下関市の旧下関英国領事館などが有名です。国の特別天然記念物「鍾乳洞」がある秋吉台国定公園や瀬戸内海国立公園などの豊かな自然も楽しめます。

日本海と瀬戸内海に囲まれているため、新鮮な海の幸が気軽に食べられるのも魅力です。全国一の水揚げを誇るふぐは、県を代表するグルメとして有名です。高級料亭や寿司店だけでなく街角の食堂でもお刺身やちり鍋、唐揚げなどバラエティー溢れるふぐ料理の数々が楽しめます。

下関などの県西部地域は、九州との経済的・文化的な繋がりが多く、福岡県の北九州市や福岡市へ通勤する人や、ショッピングのために博多を訪れる人も多くなっています。