全国と比較して待機児童の数が多い沖縄県では、認定こども園の整備が進められています。那覇市や沖縄市などの都市部だけでなく、離島でも自治体主導で認定こども園の新設や保育園からの移行が進められています。そのため、住んでいる街の近くで職場を見つけられる可能性が高いです。幼稚園教諭免状か保育士免許を所持していれば、正社員で月給が16万円から19万円、これに皆勤手当や業務手当などの手当が加算されます。20代から30代の若い職員が多い職場が多く、活気がある職場が見つけやすくなっています。ピアノ、体操、図工などの特技があれば能力給も期待でき、昇進や昇給にも有利です。ほとんどの認定こども園が社会保険完備で、パートでも雇用保険と健康保険に加入できるところも多くなっています。

沖縄県の人口は、約143万2千人。全国で25番目に人口が多い都道府県です。県庁所在地の那覇市の人口は約32万2千人。県内第二の都市である沖縄市の人口は約13万4千人となっています。この他、那覇市のベッドタウンとして人気の浦添市(11万2千人)、本島北部の浦添市(6万1千人)などが主な市町村です。

那覇市の年間平均気温は23.1度、年間降水量は2040mmとなっており、一年を通じて温暖で過ごしやすい気候です。

沖縄県では、本島と県外とを結ぶ路線だけでなく、離島との移動手段として航空路線が重要な役割を担っています。県内には那覇空港や石垣空港を始めとして10を超える空港があります。那覇空港から羽田まで最短2時間45分、関西国際空港まで2時間15分、中部国際空港まで2時間15分のフライト時間です。県内の主な移動手段はモノレールやバス、タクシーです。那覇空港と首里城とを約30分で結ぶゆいレールは、国際通りなどの繁華街や県庁前などの官公庁街も通るので、市民にも観光客にも利用されています。

南国特有の豊かな自然と琉球文化が今も色濃く残る沖縄県は、全国でも屈指の観光県です。世界遺産にも指定されている首里城、糸満市のひめゆりの塔、沖縄最大の繁華街国際通りなど見どころがいっぱいです。青い海とサンゴ礁が広がる石垣島や宮古島などのマリンリゾートは、一年中観光客の姿が見られます。近年では、外国人観光客も増えており、ますます活況を呈しています。

定番メニューの沖縄そばやゴーヤーチャンプルーを始め美味しいものもいっぱいです。アメリカの影響を強く受けている土地だけにタコライスやハンバーガー、ステーキなど海外の多様な食文化が楽しめます。