退職したい…。保育士がトラブルなく保育園を辞めるには?

保育士 退職願
激務に追われがちな保育士の業務。いくら子どもたちが大好きでも、それだけではなかなか勤まらないのが実情ではないでしょうか。
とはいえ、人材不足が深刻な保育業界。簡単にやめさせてもらえないのでは…なんて悩む人は多いものです。保育園を辞めたい、保育の現場から離れたい…と思ったときに、どのように退職を伝えるべきか、考えていきましょう。

目次

  1. 【1】 保育士が退職を考えるきっかけは?

  2. 【2】 覚えておきたい!保育士が円満退職するための5つのルール

  3. 【3】 保護者や子どもたちには退職をどう伝える?

 保育士が退職を考えるきっかけは?

待遇面に不満があったり、園の方針や一緒に働く保育士と合わなかったり…と、保育士が退職を考える理由はさまざまです。なかには「妊娠したので安静にしたい」「家庭の事情で辞めざるを得ない」といったやむを得ない理由を抱える人や、「違う園や違う業界でステップアップしたい」「保育経験を活かして起業したい」といったポジティブな理由をもって園を去ることを考える人もいますが、ネガティブな理由で退職を選ぶ人がほとんどなのではないでしょうか。

退職の理由がネガティブになりがちだからこそ、できる限りトゲのないようその意思を伝え、円満に退職日まで勤め上げたいもの。極力トラブルを起こさないよう退職するために注意したいポイントをご紹介します。

 覚えておきたい!保育士が円満退職するための5つのルール

保育園を辞めたい…と思っても、退職を切り出すタイミングや言葉選びに悩んでしまい、なかなか退職の意思を伝えられないという人もいるのではないでしょうか。円満に園を離れるために、次のようなポイントをおさえておきましょう。

 年度途中の退職はタブー?退職タイミングに注意

保育園では、保育方針も行事も年度単位で組まれているため、年度途中の退職は極力避けたいところです。「妊娠をして安静が必要になったため、働き続けるのが難しくなってしまった」など、明確な理由がない限りは、年度途中にクラスの先生が退職してしまう…という事態は、保護者が園へ不信感を抱く原因にもなりかねません。

また、今後も保育士として働きたいという意思がある場合、年度途中での退職経験は転職の際に不利になってしまう可能性もあります。
退職タイミングは、年度の切り替え(3月末)になるよううまく調整するのがベターです。とはいえ、保育士だって人間です。年度の途中であっても、やむを得ない理由があるのなら退職を選んだってかまいません。「人

関係が苦痛で、精神的に限界を感じている」「休暇が少なく、体がついていけない」など、心や体に不調をきたしているのであれば、退職を選ぶことはけっして責められることではありません。どうしても耐えきれない…という場合は、退職という選択があることを覚えておきましょう。

退職の意思は1~3ヵ月前には伝えたい

退職の意思表示のタイミングは、園の就業規則によって異なりますが、退職日の1~3ヵ月前に打ち明けるのが一般的です。園にも代わりの人員を補充しなければいけないという都合がありますので、就業規則がない、わからないといった場合は、退職希望日の3ヵ月前までに伝えるようにすると比較的スムーズに話がまとまります。

また、退職話を切り出すタイミングとして避けたいのが「イベント前」。運動会や発表会の手前など、大きな行事の直前は、音響の準備や小道具や衣装の制作など、たくさんの準備が必要となります。猫の手も借りたいような時期に「実は退職を考えておりまして…」と話しを切り出すのはトラブルのもとになりかねません。

また、年長クラスを受け持っている場合は、2~3月も避けたほうが無難です。卒園式の準備や、書類の作成、新年度の準備…となにかと慌ただしくなるシーズン。「受け持っていた子どもたちと一緒に、3月いっぱいで園を去りたい」と考えているのであれば、年内に話を切り出しておく…など配慮が必要です。

 退職を伝える相手は「直属の上司」が基本

一般的な企業と同様に、退職したいという意思を伝える相手は「直属の上司」が基本です。まずは口頭で「実は今後のことでお話しがあるので、お時間いただけますでしょうか」とアポイントをとりましょう。
たとえ、退職したい理由が直属の上司との関係であったとしても、直属の上司を抜かして園長先生に直接話しに行く…なんてことはマナー違反です。

直属の上司の機嫌を損ねてしまい、かえって関係がこじれてしまう原因にもなりかねません。円満退職を目指すのであれば、組織体系を守り、順序を守って相談したいものです。

 退職理由は「個人都合」に

 

保育士 退職理由

 

お給料や休みが少ない、一緒に働く保育士に不満がある…といった場合であっても、円満退職を目指すのであれば、退職理由に不平不満を並べるのは避けたいもの。一緒に働いている人たちの空気を悪くしてしまう原因にもなりますし、「不満に思っている点を改善するから、退職はしないでほしい」と引き留められてしまった場合、返答に困ってしまう原因にもなります。

退職理由は「やりたいことがある」「ほかの仕事にチャレンジしてみたい」など、あくまで個人的な理由を伝えるのがベターです。
切り出し方としては「大変お世話になったのですが…」と、園側をねぎらうような言葉を述べ、退職したい意思やその理由を伝えます。また、退職時期についても「~月いっぱいでの退職を考えているのですが…」と、園側に相談を持ち掛けるような気持ちで伝えるようにしたいですね。

 引き継ぎはきちんと行おう

無事に退職日が決まったら、いよいよ業務の引き継ぎを行います。引き継ぎは園で方法が決まっていれば、それに沿って引き継ぎます。特に決まっていないようであれば、一日の保育の流れや子どもたちの発達の様子、個人の性格などを細やかに引き継ぎます。
退職した時期によっても異なりますが、退職後すぐに代理の先生が決まるとは限りません。引き継ぎが不足していると、保育士が誰も状況の把握をしていないという恐ろしい状況に陥りかねないため、特に子どもたちの情報や、保護者の特徴などはしっかりと伝えておきたいものです。
また、引き継ぎ事項は口頭で後任に伝えるよりも、書面に残しておくほうがトラブルを避けることができます。

 保護者や子どもたちには退職をどう伝える?

退職をすることが決まると、悩んでしまうのが「子どもたちや保護者へいつ退職を伝えるか」という点です。基本的に、保護者や子どもたちに退職を告げるタイミングは自分で決めず、園に判断をゆだねるのが正解です。退職が決まったら、そのタイミングで「子どもたちや保護者のみなさんにはいつ退職を伝えればいいでしょうか」と切り出しましょう。

特に保護者に対しては、園のほうから「退職のお知らせ」があったほうが、安心できるものです。一部の保護者にのみ退職を打ち明けたり、園への愚痴をこぼしたりするのはタブーです。園とよく相談してタイミングを見計らいつつ、子どもたちとはこれまでどおり楽しく笑顔で過ごすよう気を配りたいですね。

保育ぷらす

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