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保育士の転職時期や辞めどき、ベストなタイミングはいつ?

読了の目安:約10分
「保育士の仕事は好きだけど、このまま今の仕事を続けるか悩んでいる…」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
初めての転職であれば、転職活動を円滑に進める方法がわからず、不安があるかもしれません。
この記事では転職を考えている保育士の方に向けて、転職活動に適した時期や転職前に行ってほしいこと、求職中や退職を伝える時に気をつけたいポイントなどを解説します。保育士としてより充実したキャリアを進むための参考にしてください。

今回のポイント

保育士の転職にベストなタイミングは年度末!夏ごろには動きはじめよう

転職活動をはじめる前に、辞めたい理由や退職のリスク、希望する働き方を考えてみよう

円満退職のためには、引き止められた場合の対処や十分な引き継ぎも大切

保育士の転職活動、ベストタイミングはいつ?

 転職に最適な時期とその理由

転職の成功をもっとも左右するのが「活動時期」です。保育士の転職活動が活発になるのは毎年9月~12月です。

保育業界は、4月から翌年3月までを年度の区切りとしているため、保育士はクラスの担任を終えた年度末の3月に辞めるケースが増えます。

そのため、保育園は秋から冬にかけて保育士の採用活動を本格化します。もしも、あなたが理想の転職活動をするなら、ベストなタイミングはずばり9月~12月ということを覚えておきましょう。

忙しいからこそ「先回りの転職」がベスト!

1年を通してさまざまな業務に追われ、多忙な日々を過ごす保育士は少なくありません。もし年度末の退職を目指した転職活動を行うなら、準備にじっくりと時間をかけるためにも、夏ごろから動きはじめましょう。

採用が活発になる秋から冬よりも早めに準備をはじめることが、転職活動を成功させるポイントです。時間的な余裕があれば、退職の手続きや引き継ぎも円滑に進められます。

このまま今の仕事を続けてもいいのかな?早くいい仕事を見つけた方がよいのでは?と悩んだり、焦ったりすることがよくあるわ。
でも、転職は初めての経験だし、早まって退職を決めると、自分が困るだけでなく、周囲にも迷惑をかけてしまうかも…。
保育士が転職を考えるなら、年度末が最適なタイミングです!
少し早めに夏ごろから転職活動をはじめれば時間の余裕もあるし、切羽詰まって仕事を探すストレスも軽減されますよ。せっかくなら自分に合った職場を選んで、今の職場を円満に退職したいですよね。

その退職、ちょっと待った!辞める前にすべきことリスト

 辞めたい理由の深掘り

あなたが転職を考えたきっかけはどのようなことでしょうか?
新しい仕事を探す前に、仕事を辞めたくなった理由を一度振り返ってみませんか。原因がはっきりとわかれば、次の職場で同じ理由による退職を防げるかもしれません。
また、退職理由は面接で問われたり、今の職場を辞める時に尋ねられたりすることもあります。

心情的な原因で辞職を考えるのであれば、もう少しだけ自分の気持ちを掘り下げてみましょう。例えば、同僚や上司、保護者との人間関係がネックなのであれば、「第三者に悩みを相談する」「相手と話し合いの場を持つ」ことで問題は解決するかもしれません。

仕事内容に不満があるのなら、「仕事に対する自分なりのこだわり」「キャリアアップの目標」などに気づくこともあるでしょう。
もし自分の中に仕事への願望や希望を見つけたら、転職する前に今の職場で実現できないかを考えてみるのも一案です。働きやすい環境が整えば、転職の必要がなくなることもあります。

上司・同僚に相談

辞めたい理由がはっきりとしたら、上司や同僚に相談してみるのも一つの方法です。一緒に働いている方だからこそ、あなたに必要なことが客観的にわかる場合があります。

相談したことで気持ちが晴れて、転職の必要性を感じなくなることもあるでしょう。ただし、今の職場で働き続ける可能性も考えて、相談相手には口の堅い方を選ぶようにしましょう。

退職・転職のリスクを考える

仕事が嫌になったという理由だけで、今後のことをよく考えず、退職や転職を決めるとそれなりのリスクが伴います。仕事内容や待遇などをよく検討もせずに、いざ働きはじめたら前の職場の方がよかった、というケースもあるからです。

転職回数が増えれば、採用で不利になることも考えられます。もし年度の途中で退職をする場合には、今の職場にかかる負担や影響も十分に考慮しましょう。
転職活動を成功させるためにも、時間には余裕をもって、慎重に取り組んでくださいね。

転職活動は計画的に!理想の職場を探すポイント

 あなたが次に目指すステージは?キャリア・暮らしに沿って考えよう

あなたは次の職場で、どのようなキャリアステージや暮らし方を望んでいますか?それらを見極めるためにも、まずはこれまでのキャリアを振り返る機会が必要でしょう。

家事や育児との両立を考える方なら、家族との時間をもっと増やしたいかもしれません。その場合、パートなどの短時間勤務や休暇制度が充実した職場を検討してみる方法もあります。

また、より専門的な知識やスキルを身につけて、長く保育士を続けたい方もいるでしょう。その場合には、保育士以外の国家資格を取得することや研修の受講を支援してくれる施設、主任・園長への昇進が望める職場を探してみるのがおすすめです。

全国には独自の理念を掲げた個性的な保育園が存在しています。もしかするとその中に、あなたが理想とする保育を実現させた保育園があるかもしれません。自分が思い描く保育を実現させたい方は、さまざまな保育園を実際に見て視野を広げてみてくださいね。

転職活動の際に気をつけること

効率的な求人探しには、ハローワークや求人情報誌に加え、保育士専門の求人サイトやエージェント、企業説明会などに積極的に活用してみてください。保育士に特化した求人が集まる場所では、より有益で専門的な情報が手に入るでしょう。

また、保育士の勤務先は保育園や福祉施設だけではありません。商業施設や企業の託児所での勤務のほか、ベビーシッターの仕事なども見られます。多様な可能性を探ることで、より自分に合った仕事が見つかるかもしれません。

気になる求人を見つけたら、可能な限り職場見学をしてみてください。職員や子どもたちの様子を確かめて、実際に働いている自分をイメージしてみるのもおすすめです。

どんな求人が狙い目?求人票の見方を徹底解説!

一般的に、給与欄には手取り額ではなく額面の金額が記載されています。記載方法は、基本給や月額、固定給などがあり、その違いもチェックしておきたいポイントです。月額や固定給には基本給に各種手当が加算されていますが、基本給には各種手当などが含まれていません。

また、みなし残業や固定残業といった手当には注意が必要です。あらかじめ規定の残業時間が提示され、残業代が固定給に組み込まれている仕組みですが、規定以上の残業をした場合に残業代が支払われないケースも見られます。各種手当を確認し、手取り額を意識した見方をすることが大切です。

週休2日制と完全週休2日制の違いも理解しておきましょう。週休2日制とは月に1回以上、週に2日の休みがあることを指します。毎週2日の休日がある完全週休2日制とは異なりますので注意してください。福利厚生面を検討することでその法人の特色が見えてくることもあります。

産休・育休休暇をはじめとする休暇制度や各種手当などの充実度を確認し、長く続けられる働きやすい環境かどうかを見極めましょう。

職場からの引き止めにあった!そんな時どうすればいいの?

人手不足に悩む保育園も多く、辞職を申し出た時に、上司や同僚から引き止められるケースも考えられます。場合によっては、子どもたちや保護者への責任を問われたり、仕事内容や待遇の変更を提案されたりすることもあるでしょう。

退職の決心が揺らぐことも考えられますが、そのような時こそ冷静さを保った対処が必要です。もし退職を撤回し、今の職場に残ったとしても、あなたが転職を決心した原因は解消されるでしょうか。

法的に見ても労働者には退職の権利があります。最短で2週間前までに辞意を申し出ることで退職は可能です。引き継ぎのことを考えても、1ヶ月以上前に申し出れば十分なケースも多くあります。一度、転職を決心したのであれば、気持ちをぶらさずに自分の意志を貫き通し、自分が望む働き方を手に入れてください。

円満退職に向けてやるべきことは?

円満な退職のためにできることをチェックしておきましょう。1つ目は、辞意は余裕をもって1~3ヶ月前に伝えることです。その際、いきなり園長に伝えるのではなく、まずは直属の上司に伝えることが一般的です。

退職理由として、待遇や人間関係への不満といった具体的な内容を挙げてしまうと、トラブルの火種になる可能性もあります。婉曲な伝え方を心がけ、可能であれば違う職種への転職、結婚・介護といったやむを得ない事情を用意できるとよいでしょう。

次の職場を決めてから辞意を伝えることも大切なポイントです。引き止められた時に転職への思いが揺ぐことを防ぎ、相手に引き止めたい気持ちを収めてもらいやすくなります。

退職が決まったら、引き継ぎ資料をしっかりと作成しましょう。これまで一緒に働いてくれた方や後任の方にできるだけ迷惑がかからないように配慮してください。

退職の日には、職場の方にしっかりと挨拶をします。お礼の品を添えることで謝意が伝わりやすくなり、気持ちよく退職の日を終えられるはずです。

園長先生や上司、同僚からの引き止めにあったら、退職を考え直してしまうかも!
でも、今の職場に残ったとしても気まずくなりそう。気持ちよく退職の日を迎えるためにも、転職までの入念な準備と対策、冷静な対処が必要ね。
保育士を今後も続けたいなら、なおさら今の職場を円満退職することが大切になります。まずは、次の仕事を決めることが重要です。そうすれば、揺るがない気持ちで辞意を伝えられます。
余裕をもって退職を伝えられれば、あとは引き継ぎなどの必要な業務をしっかりと行えばいいだけ。晴れやかに退職の日を迎えて、気持ちよく次の仕事に向かっていきましょう!
おわりに
保育士の仕事を続けていると、辛いことや辞めたくなることも多々あるかもしれません。
しかし、子どもの成長に携わる保育士の仕事は、社会からのニーズも高く、誇りをもって続けるに値する専門職と言えます。転職を決心したなら、まずは転職に適したタイミングを逃さないことが大切です。十分な準備を行い、今よりもやりがいや満足感が得られる仕事をぜひ見つけてください。
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参考資料

厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/)

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