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保育士の臨時職員って実際にはどういうものなの?

保育士 臨時職員
保育士の臨時職員はどんなものでしょうか。業務などの違いをおさらいしましょう。

皆さんは臨時保育士という存在をご存知ですか?

臨時保育士とはその名の通り、公立の保育所で臨時職員として働く保育士のことです。法律上は地方公務員法22条にある「臨時職員」というものにあたります。公立の保育園で働く正規保育士は一般の地方公務員にあたります。簡単に言ってしまえば、臨時保育士は簡単にクビを切れない正規保育士に代わって、急な増員に対応するために気軽に人手不足を補う役割ということになります。
もちろん、臨時保育士は正規保育士と比べて待遇にも大きな差があります。正規保育士と比較しながら、臨時保育士について説明していきます。

臨時保育士とは

臨時保育士とは先ほども説明したように、公立保育園にて臨時で働く保育士のことをいいます。たまに「非常勤保育士」、「定数外職員」という呼ばれ方をされることもあります。1年などある決まった期間契約して働くということが多いです。世間一般的にいえば、正社員と非正規の違いといったところでしょうか。

臨時保育士として採用されるにはまず、それぞれの市町村が随時行っている募集に応募することが必要です。市町村のホームページ、ハローワーク、広報誌などいろいろなところで募集を行っているようです。

ただ、ここで注意してほしいのは、市町村によってはあくまでも「登録募集」という形をとっているところもあります。これは、「とりあえず、登録しておいてください。どこかでお仕事があれば声をかけます」という意味です。すぐに仕事が入るわけではないですし、仕事がもらえる保証もありません。時間的に余裕のある人以外は避けたほうがいいでしょう。

このように、臨時保育士の扱いはかなり雑といわざるを得ないでしょう。しかし、現状日本の保育、特に公立保育園の存在を支えているのはこのような臨時保育士です。保育士という仕事は非正規率が51.3%と非正規雇用が最も多い職種として挙げられ、その中でも公立保育園は臨時職員の数が正規職員よりも多いというのは当たり前という状況です。保育所によっては、正規職員がほとんどいないという場所もあるようです。

臨時保育士の仕事内容

正規保育士と臨時保育士では扱いに大きな差があることは明らかです。しかし、仕事内容に関しては両者に大きな差はありません。

先ほどもいったように、多くの保育園で臨時保育士の数が正規保育士の数を上回っているという状況が当たり前となっています。そのため、臨時保育士がクラス担任や保護者対応、月案といった責任ある仕事も任されることがあるのが現状です。事実、臨時保育士の不満で一番多いのが、給料と仕事内容が釣り合っていないというものです。

ただ言い方を変えれば、経験の浅いうちから責任のある仕事をまかせられるという側面もあります。保育士としての経験は間違いなく積めます。

臨時保育士の待遇

臨時保育士募集の案内を見てみると、臨時保育士の給料の相場は時給1000円あたりといったところでしょうか。正直、国家資格を必要とする職業としては少ないかと感じます。職場の状況によって、勤務時間が減らされることによって給料が減るということもありえます。ただ、市町村によって給料にばらつきがあるようです。なので、臨時保育士の募集を見るときは近隣の自治体の募集もチェックしてみてください。

臨時保育士では、交通費、ボーナス、退職金などがない保育所もあります。数字でいえば、交通費が支給される割合は47.2%、ボーナスは27.1%、退職金は2.4%。ここでも、正規職員との差がかなりあるといわざるを得ないでしょう。

あまりにも給料低さに、勤務終了後や週末にアルバイトをしているという人もいるようです。しかし、ここで気をつけてほしいのが、臨時保育士といっても公立保育園で働く以上は立派な公務員だということです。公務員である以上は副業は基本的に禁止です。ただ、任命権者の許可があれば副業は可能です。ただ、実際のところ保育士の副業の許可はなかなか出にくいそうです。隠れて、こっそりとアルバイトをしている人もいますが、無許可の副業がばれてしまうと最悪解雇となってしまいます。

このように、臨時保育士の待遇はかなり劣悪といわざるを得ません。しかし、現状公立保育園の存在を支えているのが臨時保育士である以上、現在の保育士不足・待機児童の問題を解決するには臨時保育士の待遇を改善すべきだと地方自治体に求める声も高まっています。今後の行政の動きに期待しましょう。

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