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保育士や看護師などが取得して、全国で活躍している「育児セラピスト」とは?

最近、芸能人が取得して注目をえている育児セラピストですが、実際にはどんなことができるのでしょうか。今回はこの育児セラピストとはどのような者かご紹介します。

現代は、「子育てが困難な時代」であると言われています。昔は地域で子育てをするというのが当たり前で、祖父母や近所のおばちゃんは子育ての先輩でした。育児の知恵を授けてくれ、母親たちの相談にも乗ってくれました。しかし、現在はそうした子育ての知恵の伝承が途絶え、教育方法なども著しく変化しています。その結果、「自分の子育ての方法が正しいかわからない」、「子育てをきちんと学びたい」というニーズが高まり、「育児セラピスト」の資格を取得する人が増えているのです。今回はこの「育児セラピスト」とは、どのような資格なのか、働き方や資格取得までの流れなど、具体的に紐解いていきましょう!

 

ベビーセラピスト

 

育児セラピストってどんな資格なの?

育児セラピストとは、子育ての専門家の資格ですが、妊娠中や子育てしながら資格取得すると、すぐに実践に活かせる資格です。何か生活や仕事に役立つ資格取得を考えている方にはおすすめです!育児の専門家として子育ての悩みを解決する役割を担っており、看護師や保育士など専門職の方に資格取得者が多くいますが、この資格をとる芸能人も出てきて最近話題になっています。

育児セラピストの必要性

現代の母親たちは、近所の年配の方などと交流がなく、育児の知識を収集するにはインターネットかママ友からの情報がほとんどです。しかし、いろいろな教育法があり、「自分の子育てはこれで正しいのか?」「我が子に合う教育法はどれなのか?」など、不安は尽きることがありません。こうした状況に対して、保育士、看護師、助産師、子育て支援関係者といった子育ての現場の人たちも同時に子育てについて学ぶ必要性を痛感しているのです。そこで実践的に知識や情報を習得できる育児セラピストのニーズが高まっているのです。

近代病の最大の要因

白い帽子をかぶった赤ちゃん×2-min

 

近年、増加の傾向をたどっている思春期のうつ病やボーダーなどの心の病、引きこもり、不登校、ニートの問題などを見ると、「子どもがちゃんと育っていない」ということを実感せざるを得ません。そして、これらの問題の多くは、乳幼児期や児童期の親子関係にその原因があります。このことは、精神医学の分野においても、心理臨床の分野においても、もはや常識とされていることです。その最大の要因は様々な研究結果から「育児知識の不足」だと言われています。やはり、いかに育児に関する知識が現代の母親に不足しているかがわかりますよね。

育児セラピストの講座内容

育児セラピストは、一般社団法人日本アタッチメント協会の認定資格で、発達心理学に基づいた育児知識の伝え方だけでなく、様々なストレスにさらされる親の心を癒やすスキルを学べる内容です。学んだ知識をすぐに生活や仕事に活かせるように、子育て現場で活かす方法、子供を持つ親などに教える方法、講師などとして広める方法も同時に学べます。

 妊婦さんも保育士さんも、誰でもチャレンジできる!資格取得の条件とは?

特に資格取得の条件はありません。様々な職業や年齢層の方が受講しています。看護師、助産師、保育士などの専門職の方だけでなく、妊娠中の方や子育て中の主婦も講座を受講しています。子育て中であれば、講座の内容をすぐに実践できるので、より理解が深まります。ただし、講座は2日間集中で長時間行われ、他の受講生が講座に集中できるように、子供連れでの参加はできないことが多いです。子供を連れて講座会場には入れませんが、会場近くで、同伴者が子供を連れて待機して、休憩時間に授乳されている方もいるようです。

育児セラピスト資格取得までの流れ

育児セラピストは、基本的に下記の5ステップで資格が取得できます。

1、受講申し込み

2、受講料の支払い

3、講座受講(2日間)

4、合否通知、認定申請

5、認定証の発行

 

講座の最後に認定試験があり、試験の合否が受講から1ヶ月ほどで登録先の住所へ郵送されます。合格の場合、認定申請書を提出し、資格認定となります。認定証が数週間後に登録先の住所へ届きます。

育児セラピストの受講コースと費用(一例)

育児セラピストはまず2級を受けて、その後1級を受けることができます。下記は講座受講料の一例ですので目安として参考にしてみてください。

≪育児セラピスト2級≫

  • 受講料:40,000円
  • 認定申請料:10,000円

 

育児セラピスト2級は、基礎編で、すぐに育児に役立つ実践的内容の講座です。基礎理論のレクチャーとワークが2日間かけて行われます。

≪育児セラピスト1級≫

  • 受講料:90,000円
  • 認定試験料:10,000円
  • 資格認定申請料:20,000円

 

育児セラピスト2級認定者が対象となります。育児セラピスト1級では、さらに専門性を高めた領域の知識を学びます。育児の専門家として「伝えるスキル」を身に付け、育児における癒しと心のバランスの提供者として、心理医学、発達心理学、コミュニケーション額についても深い専門知識を学びます。

≪育児セラピストシニアマスター≫

  • 受講料:150,000円
  • 認定試験料:10,000円
  • 資格認定申請料:25,000円

育児セラピスト1級資格取得者を対象の講座で、育児セラピストとしての学びをさらに深めた「育児セラピストの最高位」の資格です。この講座は、育児セラピスト講座の開発者が自ら講師となります。育児セラピストの知識とスキルを教え、伝え、後身を育成することを学ぶ講座です。育児セラピストの知識をさらに深堀をしてスキルアップを望む方にはぜひおすすめです!

育児セラピストは仕事として使える資格なの?

育児セラピストは国家資格等ではないので、「資格を取得したから仕事が舞い込んでくる」というような資格とは言えません。しかし、需要が高まっているので多くの方がこの資格を取得して、仕事の上で活躍しています。例えば、ベビーマッサージ教室を開講して、直接仕事にする方もいれば、自分の仕事のキャリアアップとして、仕事に直接活かしている方もいます。活かし方は、人それぞれですので、自分なりの活かし方を見つけてキャリアに繋げていきましょう!

大学カリキュラムにも導入されている!

育児セラピストはニーズの高まりに対応して一部の大学でカリキュラムに含まれています。大学をはじめとする教育機関を「認定養成校」として認定し、授業で学内においてアタッチメント・ベビーマッサージをはじめとする各種インストラクターや育児セラピストの養成を行っているところもあります。将来、保育士や看護師、助産師などの道に進みたいと考えている方は進学予定の大学にそのようなカリキュラムがあるかチェックしてみるといいでしょう!

認定養成校は、卒業する学生の就職に有利な資格を与える機会を作るだけではなく、大学として、より現場に貢献できる学生を社会に送り出すことにもつながっており、さらに、そうした資格が学内のカリキュラムで取得できる大学として、入学希望者の増加にもつながっています。今後はこのような学校が増えていくことでしょう。

ママタレントも育児セラピストを取得している!

ママタレントとしても活躍されているアーティストのhitomiさん、タレントのSHEILAさん、元バドミントン日本代表の潮田玲子さん、元テレビ東京アナウンサー青木佐知さんが育児セラピストを取得され、ブログで報告しています。実際にはもっと多くの有名人にゃタレントの方々がこの資格を取得して、仕事にも普段の生活にも活かしているようです!

まとめ

育児セラピストの必要性や資格取得の流れについてご理解いただけましたか?子育ては、愛情や環境があってはじめて成立するもので、知識だけで子育ては出来ないのは確かなことです。しかし、「知識がなければ、子育ては出来ない」のも事実なのです。育児セラピストをきっかけに、知識を活かして親子の信頼関係を築いたり、自分なりに仕事で活かしてキャリアアップを目指していくのもいいでしょう!

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