未経験・ブランク有り歓迎求人について
日本は少子化が進んでいますが多くの保育士を養成する大学や短大、専門学校があるため、人が過剰なんじゃないのかという見方もありますが、実際には保育の現場では保育士不足だというのが現状です。昔のように両親と同居し、子どもはおじいちゃんおばあちゃんに預けてお母さんは仕事に行くというスタイルが変わってきて、核家族化が進み親と子どもだけという世帯も増えてきています。親と子どもしかいないという家庭で共働きの場合には、子どもを保育園に預けなければお母さんは仕事に行くことができないため保育士の需要は大都市圏を中心に増えてきていますが、その需要に供給が追い付いていないと言われています。そのため、資格を取って新たに子どものころからの夢であった保育士に転職しようという人も増えてきており、未経験であっても就職することが可能になってきています。職種によっては年齢を重ねてからの転職は不利になることも多く、再就職や転職をしたいと思っていても経験者を優遇するという傾向があることは事実でそれは保育の現場でも同様です。しかし保育士の場合には社会経験を積んでいたり、自分自身の子育てをしている人にとっては未経験であっても逆に有利になる場面があるのです。
例え保育士という仕事が未経験であったとしても、それ以前に他の仕事を行っていて社会経験がある人ならば、職場での人との付き合い方や対応をきちんとわかっている人が多いと判断されます。保育士同士の付き合いだけではなく子どもや保護者との関係も重要になってくる保育士という立場で考えると、人との付き合い方をきちんとできる人が優遇されるのは理解できます。また、自分自身の子育てを行った経験がある人ならば、自分の子育ての経験を仕事に活かすことができるという点が有利になります。子どもが癇癪を起したとしてもそれに対応することができたり、ちょっとした変化や表情の違いを読み取ることもできる人が多いため、保育所の方でも保育士としての仕事は未経験であったとしても即戦力として扱うところも多いと言います。さらに保育士は保護者との信頼関係も重要になり、それが子どもとの信頼関係を築く上でも重要な要素になって行きます。保護者から見ると「社会経験があったり自分自身の子育てを行っている人ならば働く母親として保護者の仕事や家庭での悩みをわかってくれる」という信頼を保護者から得やすいというメリットもあるため、年齢を重ねてからの転職者が有利な職場であるとも言えるのです。