長野県の幼稚園求人は、地域の学校法人による運営が比較的多く、園児の定員も100人クラスの中規模な施設が目立ちます。募集施設の多くは正社員（幼稚園教諭免許や保育士国家資格を持った教諭）で、月収は平均17?19万円。賞与も施設によって差がありますが、4ヶ月分や年3回といった好待遇を期待できる園もあります。社会保険完備、財形、一定額までの交通費支給（マイカー通勤可能な施設もある）など、福利厚生も充実。年間休日も多いところでは年末年始を含め125日、土日祝日が完全休日と施設によって特徴があり、勤務時間も午前8時?午後5時と一般的です。特定の教育研修にかかる費用を負担してくれる施設もあるので、働きながらスキルアップも兼ねることができるでしょう。

長野県は人口約210万人で全国16位、面積は4位の規模を誇ります。全国屈指の観光都市であり、県内は大きく北信、中信、東信、南信の4エリアに分類されます。北信の中心 地、県庁所在地の長野市（人口約38万人）は、1998年の長野五輪開催地としても有名です。日本最古の仏像を本尊としている善光寺（本堂は国宝）の門前町として栄え、数え年で7年に一度、大切な仏像などを公開する「ご開帳」から、善光寺を五輪の色にライトアップする灯明まつりなど、さまざまなイベントが行われています。
また、中信に位置する県内第2の都市、松本市（人口約24万人）は、国宝・松本城を中心とする文化の匂いが香る街です。西には北アルプスがそびえ、標高1500メートルの景勝地・上高地を有し、春から秋にかけて冷涼な気候と自然に触れようとたくさんの観光客でにぎわいを見せます。夏を代表するイベントとして、約1割の市民にあたる約2万人が市中心街を踊り歩く「松本ぼんぼん」があり、毎年20万人を超える観光客でにぎわいます（長野市には「長野びんずる」、上田市も「上田わっしょい」など、同様の催しが存在しています）。 冬になると、大町・白馬地域では国内外からパウダースノーを求めてスキー客が押し寄せます。
東信地方の代表的な都市は上田市（約16万人）で、真田氏が築いた上田城跡を中心とした城下町です。菅平高原はスポーツ合宿で人気があり、国内有数のリゾート地として知られる軽井沢には、夏は保養所、冬はスキーなど年間を通じて多くの観光客が足を運びます。
南信は他の3地方に比べて中規模の都市が点在しており、りんご並木と人形劇の 街・飯田、高遠桜で有名な伊那、諏訪湖や奇祭「御柱祭」で知られる諏訪地域を中心ににぎわいを見せます。
東・北信には北陸新幹線が通り、金沢?東京間のアクセスがより便利になりました。松本?新宿間は特急あずさが運行、飯田地域にはリニア新幹線が開通予定と、外からのアクセスがますます充実するでしょう。県内を縦断する形で長野、上信越、中央自動車道も通っており、車での移動も便利です。