管理栄養士/母子栄養指導士/離乳食アドバイザー 三浦一華
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骨の主な材料になる栄養素の「カルシウム」。これからどんどん成長していく子どもたちに意識して摂ってもらいたい栄養素のひとつです。成長期にしっかりとることで、将来骨粗鬆症を防ぐことにつながりますので、日頃から食事に取り入れていきたいですね。
カルシウムは小魚や乳製品、大豆製品などに多く含まれている栄養素です。しかしカルシウムは腸で吸収されにくい栄養素なので、カルシウムの吸収率を高めるビタミンDと一緒にとることがおすすめです。
ビタミンDはきのこ類やレバー、イワシなどに多く含まれています。しかし、食物繊維が多いきのこ類は離乳食ではなかなか取り入れにくい食品です。
ビタミンDは日光を浴びることで、体内で生成することができる栄養素です。食品からビタミンDを摂るのが難しい場合は、天気の良い日にお散歩するのもおすすめですよ!
小松菜は野菜の中でもカルシウムが豊富な食品です。同じ葉野菜のほうれん草のカルシウム含有量が100gあたり49mgに対して、小松菜は100gあたりカルシウム含有量が150mgとほうれん草の約3倍以上も含まれています。そのほかの野菜では、切り干し大根やかぶの葉、菜の花にも多く含まれています。
また乳製品もカルシウムが多い食品です。プロセスチーズであれば100gあたり630mgのカルシウムが含まれています。離乳食でも取り入れやすい食品ですので、ぜひ日頃のお料理でも意識してみてくださいね!
・軟飯 80g
・小松菜 葉先2枚
・ツナ缶 10g(ノンオイルのもの)
・ベビーチーズ 5g
①小松菜はやわらかく茹でて、みじん切りにする
②ツナは水気を切り、熱湯をかけて、水気をきる。
③軟飯に小松菜、ツナ、細かくちぎったベビーチーズを加えて、混ぜ込む
④食べやすいサイズに丸めてできあがり
午前中のお散歩でたっぷりと日光浴をした後に、カルシウム豊富なおにぎりを。
しっかりごはんを食べた後にたっぷりとお昼寝をしたら、丈夫な骨がつくられそうですね。
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