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子どもの救急救護法、小児MFAプログラムとは

小児MFAプログラム
心肺蘇生法(CPR)や自動体外式除細動(AED)をはじめ、突然のケガや病気の際の対処法を学ぶことができる小児MFAプログラム。小児国際救急救護法を指し、国際基準の救急救護法として、世界140か国以上の公的機関で導入されています。

小児MFAプログラムってご存知ですか?小児MFAプログラムは、世界140か国以上の公的機関で導入されている小児国際救急救護法のこと。いったいどのようなもので、どのようなことを学べるのか、今回は、小児MFAプログラムについて詳しくご紹介します。

小児MFAとは?

 小児MFAとは、小児Medic First Aid(メディック・ファースト・エイド)の略で、小児救急救護法のこと。

MFAは、一般市民が応急救護手当の訓練をすることができるプログラムとして1976年、救急医療の先進国であるアメリカで創設されたものであり、心肺蘇生法や自動体外式除細動を用いた救命処置の方法など、応急手当について学ぶことができます。

その教育内容や有効性が認められ、応急手当のグローバルスタンダードとして世界中に広まりをみせ、日本でも1988年にMFA JAPANが創設されています。

MFA JAPANでは、コア・プログラムとして、成人の救命法や救急法を学ぶことができる「ベーシックプラス」の他、救命法と救急法を短時間で習得することができる「ケアプラス」、そして、乳児から小児の手当てを中心に、成人の手当てを学ぶことができる「チャイルドケアプラス」があります。

「チャイルドケアプラス・コース」は、さらに、小児と乳児を対象とした『小児と乳児コース』と、成人を含む『全年齢コース』の2つのコースに分けることができますが、このコースは、最新の心肺蘇生法(CPR)、自動体外式除細動(AED)、ファーストエイドのガイドライン2015に準拠していて、米国の保育者に課せられる応急手当の基準を満たす内容となっています。

保育士や幼稚園教諭・ベビーシッターなど、子どもに関わる方をはじめ、家族の健康を守るために身に付けておきたい知識を学ぶことができるコースとなっているので、受講する機会を設けるといいでしょう。

(参考サイト:http://www.mfa-japan.com/about/index.shtml

http://www.mfa-japan.com/programs/index.shtml

 

小児MFAで学べる内容は?

MFA JAPANが主催するチャイルドケアプラス・コースで学べる内容は、心停止の際の心肺蘇生法(CPR)をはじめ、自動体外式除細動器(AED)の操作方法、出血や火傷、ショック状態の際の対処方法、中毒や呼吸困難に陥った時などの対処方法など、多岐に渡るものとなっています。

 

また、救助の対象者についての対処法だけでなく、血液感染性の病気などから自分を守る方法についても学ぶことができます。

 

小児MFAプログラムではどのようなことを学べるのか、詳しいカリキュラムは下記の表を参照してください。

救助に備えて 小児応急手当プロバイダー 小児応急手当

小児応急手当プロバイダー

緊急事態に気付く

受傷機転(怪我のメカニズム)

関わる人の安全

自分を守る 血液感染性の病気

自分を守る予防具

法的な側面 同意、遺棄しない
救急を呼ぶ 救急医療サービス(EMS)

中毒110番

救急計画

CPR・AED 心停止 酸素と人間の身体

心肺蘇生法

突然の心停止

子どもの蘇生の連鎖

成人の蘇生の連鎖

胸部圧迫 小児と乳児

成人

レスキュー呼吸 気道確保

バリアを使う

自動体外式除細動器 AEDの操作

トラブル解決と注意事項

初期評価 回復体位
心停止の手当て 圧迫のみのCPR
チョーキング(のどの詰まり) 小児

成人

乳児

評価 初期評価 意識あり
突然のケガ 出血のコントロール 止血帯

内出血

ショック
頭・首・背中のケガ 脳震盪

脊椎のケガ

脳のケガ

火傷 熱・電気など、原因別の火傷
個々のケガ 切断

目の異物

鼻血

突然の病気 意識レベルの変化 低血糖

失神

けいれん

突発的な病気の警告兆候
呼吸困難・息切れ 喘息と吸入器

アレルギー反応

中毒
環境性 熱中症(暑熱障害) 脱水

熱疲労

熱射病

寒冷障害 低体温症

凍傷

刺し傷・噛み傷 クモ

虫刺され

(参考サイト:http://www.mfa-japan.com/programs/childcareplus.shtml

 

小児MFAはだれでも受講可能!

幅広い内容を学ぶことができるチャイルドケアプラス・コースですが、保育の関係者をはじめ、教職員やベビーシッター、一般の市民と、受講を希望する人は誰でも受けることが可能となっています。

受講定員は、1回の講習につき、最大24名まで。受講者12名に対して1名の有資格インストラクターが指導員として配置されることが義務付けられています。

受講する際には、132ページからなる受講ハンドブックの他、人工呼吸バリアや保護用の手袋、包帯やガーゼが実習用品セットとして支給されます。

受講者3名で1台のAEDを使用するようになっているなど、“デモンストレーションを見る”だけでなく、それぞれが実際に器具や用品を“扱う”ことによって、操作方法を確実に学び、スキルを身に付けられるようになっているのが特徴のチャイルドケアプラス・コース。

所要時間は、参加人数や参加者の経験によって異なりますが、『小児と乳児コース』が6時間前後、成人を含む『全年齢コース』が6から7時間が目安とされています。

1日でカリキュラムを受講することができ、プログラムの受講修了後には、2年間を有効期限とする認定証をもらうことができるチャイルドケアプラス・コース。

受講の際に使用した受講ハンドブックもらうことができるため、受講後いつでも復習することが可能となっています。

実際の場面に遭遇した際に慌てずに済むよう、プログラムの内容を定期的に復習するようにするといいですよ。

小児MFAはどこで学べる?

子どものケガや急病時に必要な知識や技術を学ぶことができる小児MFA。

MFA JAPANが提供しているチャイルドケアプラス・コースは、全国のトレーニングセンターやカルチャーセンターで受けることができます。

トレーニングセンターは、MFAの有資格者インストラクターが各自で設立しているものであり、MFA JAPANのホームページにおいて、北海道から沖縄まで、全国各地に存在しているトレーニングセンターを紹介しているので、チェックしてみるといいですよ。

もし、お住まいの近くに講習施設が無い場合は、MFA JAPANに連絡することで調整してもらえる場合もあるようです。

また、MFAの有資格者がカルチャーセンターと提携している場合は、カルチャーセンターでチャイルドケアプラス・コースを受講することが可能。

全国各地にあるヒューマンアカデミーでも受講することができるようになっていますが、講習施設がお住まいの近くにない場合、MFA JAPANに連絡することによって個別に調整してもらうことができます。

日程や受講料は、各トレーニングセンターやカルチャーセンターの施設料や機材などの使用料によって異なるため、受講を希望する際には、直接問い合わせるようにしてくださいね。

(参考サイト:http://www.mfa-japan.com/class/index.shtml

チャイルドマインダージャパン主催の講座でも学べる

チャイルドマインダージャパンは、保育のスペシャリストを養成する専門校。

このチャイルドマインダージャパンで受講することができる講座の1つに、国際小児MFAがあります。

このコースは、12歳以上なら誰でも受講することができ、受講後には小児MFAチャイルドケアプラス国際修了認定証を取得することができます。

受講料は、教材やテキスト・国際修了認定証発行料を含み、18,600円(税込み)。

保育に関わる方に多く受講してもらうことを目的に、他の養成機関に比べて受講料が低く設定されているのが特徴です。

卒業後もバックアップを受けることができるので、興味がある方はチェックしてみるといいですよ。

(参考サイト:https://www.childminder.jp/l_g41_mfa_special.html

いざという時に慌てないために!

世界の140か国以上の公的機関で導入され、突然のケガや病気の際に、どうしたらいいのか、について学ぶことができるMFAプログラム。

MFAで学んだ知識や技術は、子どもから大人まで、すべての人に対して対応することができるものなので、いざという時に慌てずに済むように、受講されることがオススメです。

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