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AmazonやFacebookを生み出したモンテッソーリ教育とは

モンテッソーリ教育
モッテッソリー教育という教育方を知っていますか?Facebook創設者マーク・ザッカーバーグやAmazon.comの創立者ジェフ・ベゾスが受けていた教育法です。欧米ではもうメジャーですが、日本でも確実に広まりつつあるんです。

最近保育で注目が置かれているモッテッソリー教育という教育方を知っていますか?Facebook創設者マーク・ザッカーバーグやAmazon.comの創立者ジェフ・ベゾスが受けていた教育法です。モンテッソーリ教育は、20世紀初頭にマリア・モンテッソーリによって考案された教育法です。海外では欧米をはじめと、多くの国で導入されていますが、日本ではまだあまり馴染みのない言葉です。欧米ではもうメジャーですが、日本でも確実に広まりつつあるんです。

■モンテッソーリ教育の目的

モンテッソーリ教育の最大の目的は「自立した子どもを育てる」ということです。「自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学びつづける姿勢を持った人間に育てる」ということが、日本モンテッソーリ教育綜合研究所で掲げられています。

■モンテッソーリ教育のメリットとデメリット

モンテッソーリ教育のメリットは、「与えられた事をする」のではなく、自分でする事を決めて行動したり考えたりするので自発性が身につきます。そして物事に対して自ら深く考える子供になります。

デメリットは自発的に行動を促すため、黙々と集中して遊ぶことも多く、普通の幼稚園と比較すると静かですので、元気がない子供か多いように見えることがあるという点です。しかし、もちろん園にも子どもにもよりますので、一概にデメリットと言う必要はないかもしれません。

■モンテッソーリ教育の特徴

モンテッソーリ教育は、子供の自主性を最大限活かした教育法です。日本語では「感覚教育」と言われ、子供の五感を育てることができるよう、目に入ったもの感じるものを感覚的に自発的に学んでいくことを促す教育法です。

この教育法で最も尊重するのは、「子供達が安心して自由に個別活動すること」です。月齢や年齢ごとに子供達の興味の対象が移り変わっていく点に着目し、脳生理学に基づいて、様々な能力の獲得にはそれぞれ最適な時期があると結論付け、これらは「敏感期」と名付けられています。そして、モンテッソーリ教育ではこの敏感期に子供がやりたがる活動を、子供が「自分を高め成長させるもの」だと捉え、“仕事”と呼びます。

■モンテッソーリ教育の独特のクラス構成

モンテッソーリ教育を導入している教室では、社会的・知的協調心を促すため、異年齢混合で年齢差のある子どもたち同士が同じクラスで学び合います。年上の子は年下の子の面倒を見て、年下の子は年上の子から多くを学び子供同士がお互いを高めていく教育スタイルです。

■モンテッソーリ教育の5分野

1.日常生活の練習

[目的] 身体の各部分を自分の意思通りに動かせるようにすること

歯磨きやお片付けなど、日常生活の様々な練習を通し、自分の生活を依存から自立へと成長させ、さらには精神的にも自立する心を育てます。

2.感覚教育

[目的] 感覚を洗練させ、意識的吸収精神を促し、抽象的な概念や価値観を獲得させること、そして物事を自身で考える方法を身につけさせること

3.言語教育

[目的] 絵カード、文字カードなど、それぞれの発達段階に即した教具を使い、話す、読む、書くの作業を通じて語彙を豊かにし、最終的には文法や文章構成ができるようになること

4.算数教育

[目的] 運動、感覚から抽象へ/感性的認識から抽象的認識へ/具体から抽象へという経路をたどって抽象的認識に至らせること

5.文化教育

[目的] 自国の地理的、文化的条件のもとで、先人が創り引き継いできた知識や生活様式を受け継ぎ、発展させていくための基礎を培うこと

■子供に関わる周囲の大人が「援助者」として意識すること

モンテッソーリ教育では「子供は、生まれながらに自らを成長・発達させる力を持っており、保護者や教師などの周囲の大人は、その要求をくみ取り自由を保障し、子供たちの自発的な活動を援助する存在に徹しなければならない」という考え方が基本になっています。子供はできないのではなくどうやすればよいかを知らないだけなので、子供たちが積極的に自己の教育力を発揮できるように 、ふさわしい環境設定をし、適切な教具を準備・配置し、子供に使い方を提示し、子供が満足するまで繰り返し出来るように配慮してあげることが大人の役割です。

モンテッソーリ教育では、教師は「教える人」ではなく、子供を観察し、自主活動を「援助」する人的環境要素、すなわち環境の1つと考えられています。モンテッソーリ教師には、教具などを扱う技術も必要ですが、何より子供達を注意深く観察する態度が要求され、それぞれの子供達の欲求に沿って、その教育を提供する注意深さが求められます。また、子供達の集中時にそれを妨げない心遣いや、子供の自発性を「待つ」姿勢も重要な要素です。

■日本におけるモンテッソーリ教育の教員資格

日本で取得できるモンテッソーリ教員の資格には、マリア・モンテッソーリが創立した国際モンテッソーリ協会(AMI[1])が認定する国際免状と、日本モンテッソーリ協会などの団体が認定する日本独自の免状の二種類があります。

教員養成の場としては、AMIから国際トレーニングセンターとして認可された東京国際モンテッソーリ教師トレーニングセンターが1975年に開所、またAMIから友好関係団体として承認された日本モンテッソーリ協会が1968年に発足し教員養成コースを開設・公認している他、いくつかの団体が養成コースを開講しています。

■モンテッソーリスクール

モンテッソーリ教育は主に乳児、幼児、園児あるいは児童を対象にしていますが、欧米にはモンテッソーリの小学校は数多くあり、中学校や高等学校も存在します。

日本においてはモンテッソーリ保育園や幼稚園は、カトリック系を中心に数多くあるが(カトリック系であっても雙葉学園では実践されていない)、学校法で規定され日本政府に認可されているモンテッソーリ小学校(公立・私立)はなく、一部私塾として放課後に小学生のためのクラスが開催されているのみが現状です。

■日本の教育の現状

モンテッソーリ教育は従来の日本の教育と比較すると、ほぼ真逆に感じられます。特に、規律を重んじる日本は子供がそれぞれ好き勝手なことをやっていたら、先生は激怒してしまうのが普通でしょう。

また、欧米と違って日本の教育法は教えられたことを覚えるという、「暗記型教育制度」が当たり前になっています。それによって子供に受け身で自主性がないまま成長し、個性を重視するより団体行動を乱さないことを重視し、指示待ち人間を生み出している根源になっているともいわれています。

世界に通用する数少ない日本企業経営者であるソフトバンクの孫社長は、「日本の教育は暗記7割で、思考が3割。僕はこのバランスを逆にすべきだと考えています。」と言っています。大きく変化している世の中、子どもの教育がどうあるべきか真剣に考えるべき時にきているのではないでしょうか。

■モンテッソーリ教育を受けた著名人(一部)

・アンネ・フランク

・Facebook創設者マーク・ザッカーバーグ)

・Amazon.comの創立者ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)

・Googleの共同創立者サーゲイ・ブリン(Sergey Brin)とラリー・ペイジ(Larry Page)

・Wikipedia創設者ジミー・ウェールズ(Jimmy Wales)

・現代経営学の父、ピーター・ドラッカー(Peter Ferdinand Drucker)

・アカデミー助演男優賞受賞者、映画俳優、ジョージ・クルーニー(George Clooney)

・イギリス王室成員のウィリアム王子とヘンリー王子

■モンテッソーリ教育を取り入れてみましょう

現在、モンテッソーリ教育に関する本や玩具はたくさん出ています。ぜひ一度本を読んだり玩具を手にとってみて、ご家庭で取り入れてみてはいかがでしょうか?子どもの可能性を広げることにつながり、世界で通用する自主性のある子供に育つ可能性が高まるかもしれません。

 

 

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