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保育士の採用面接に合格するには?就活・転職に役立つ対策ポイント

読了の目安:約8分
保育士の面接
保育士の採用面接を受ける方のために、面接に合格するための役立つ対策ポイントをまとめました。
面接前のチェックリストや面接時の服装身だしなみやマナー、質問に対する答え方、自己PRの方法、逆質問の仕方、面接後の礼状の書き方など、ライバルに差をつけて採用を勝ち取るために必要な情報ばかりです。
面接は「受け答え」や「マナー」が採用の合否を大きく左右します。ぜひ、この記事を参考にして、万全の準備を整えて面接に挑んでください。

今回のポイント

面接は第一印象が大切。清潔感のある服装や受け答えの仕方に注意しよう

必ず聞かれる3大質問と逆質問については、事前に答えや質問を用意しておこう

自己PRでは、エピソードを盛り込みながら志望動機や自分のスキル、熱意を伝えよう

面接の前にやるべきことは?

面接に合格するかどうかは事前の準備で決まると言っても過言ではありません。前提として、面接では「この人と一緒に働きたいかどうか」が重要になります。

そのため、遅刻をしてしまう、身だしなみをおろそかにしてしまうといった行為は大きく減点されてしまいます。

まず、面接の日時を確認し、万が一何かが起きた時に面接担当者に連絡できるように連絡先を控えておきましょう。
面接場所までの交通機関や所要時間も確認しておき、少し早めに到着するように家を出るように予定しておくとよいでしょう。

そして、面接の当日までに志望動機や自己PR、逆質問など入室から退室までの動作を確認します。シミュレーションを繰り返し行っておくことで、面接本番の緊張がほぐれます。

面接の前日は、持ち物に不備がないかをチェックします。持ち物は履歴書や職務経歴書の控え、筆記用具、質問に関するメモを確認します。
とくに、園から持参するように言われたものについては絶対に忘れないようにしましょう。

もし身だしなみに不安があれば、当日着ていく予定の服装を家族や友人に見てもらうようにしましょう。
面接当日は鏡を見て、服にシワや汚れがないか、靴は磨かれているか、髪型は清潔感があるかなど身だしなみの最終チェックをします。

面接当日に起きるトラブルでもっとも怖いのが、入れたつもりの書類がなかったり、日時を確認したのに手帳への記入を間違えたりしていたケースです。こうしたミスは誰にでもあることですが、面接の場ではやってはいけないのでご注意ください。

面接時に気を付けたい当日の行動

面接当日は緊張して慌てることなく、以下のようなマナーに気を付けて、行動しましょう。

1.携帯電話の電源をオフにする

静かな面接会場ではマナーモードのバイブレーターが震動する音が聞こえてしまい、面接官に不快な印象を与えてしまう可能性があります。

面接当日は園の門をくぐる前に携帯電話やスマートフォンの電源をオフにするか、バイブレーターの音がしないサイレントモードに設定しましょう。

2.面接時以外の場所での行動

面接会場での行動だけでなく、駅からの道や園の周辺などの行動も大切です。園によっては廊下や園庭などでも、面接担当者や職員が監視カメラで行動を観察したりすることがあります。

歩きスマホや喫煙、信号無視などのマナー違反はもちろん、他の面接者との過剰なおしゃべり、だらしない歩き方、あくびなどをしていると面接での評価が高くても不採用になってしまうことがあります。面接時以外の場所でも気を引き締めて行動しましょう。

3.コートの着脱

新学期が始まる春に向けて、寒い時期に面接を受ける人も多いかと思います。面接当日にコートを着て行った時は、施設に入る前に必ず脱ぎましょう。脱いだコートは、裏返しになるように襟の中央で縦に二つ折りにきれいに畳んで腕にかけます。

面接の際は、椅子にコートをかけず、さらに横に三つ折りまたは四つ折りに畳んで、鞄の上に置きましょう。コートのポケットに手袋などの小物を入れたままにしておくと落ちてしまうことがあるので、なるべくポケットを空にしておくと慌てずに済みます。

4.面接担当者の見送り

面接終了後に面接担当者や職員の方が、出口やエレベーターホールまで見送りをしてくれる場合があります。別れる時は「こちらで失礼いたします。お見送りありがとうございます」と丁寧に一礼すると好印象です。

エレベーターホールまで見送られた時は、エレベーターのドアが完全に閉まるまで頭を下げておくようにしましょう。

面接官がチェックしているポイントは?

第一印象は「見た目」で決まる!?「メラビアンの法則」とは

第一印象で面接は決まるとも言われています。「人は見た目が9割」(竹内一郎著・新潮社刊)という本が大ヒットしました。この本はアメリカの産業心理学者アルバート・メラビアンの「メラビアンの法則」について紹介しています。

「メラビアンの法則」では、人は初対面の印象を容姿や髪型などの視覚情報が55%、声の質や大きさなどの聴覚情報が38%、話した内容や言葉づかいなどの言語情報が7%という割合で相手の印象が決まるとしています。つまり、相手の印象を決定づける視覚情報と聴覚情報を足すと93%になり、人は見た目で9割判断されると言えるのです。

そのため、面接時の服装や髪型などの見た目や笑顔の作り方、あいさつの仕方などの立ち居振る舞い方がとても重要になります。また面接で話す際には、面接担当者の目を見て、聞き取りやすい声でハキハキと明るく話せているかも重要です。

特に、グループ面接を受ける際は、1人あたりの発言時間が短いため、相手に与える第一印象が採用の合否を大きく左右します。

志望動機や自己PRで自分のやりたい保育をアピールできるかも重要

どんなに相手に好印象を与える容姿や話し方、マナーを駆使したとしても、志望動機や自己PRで自分の目指す保育について面接担当者に伝えられなければ合格を勝ち取ることはできません。

特に、面接担当者が知りたいのは、応募者がなぜこの保育園を選んだのか、どれくらいこの保育園で働きたい熱意があるかということです。また、自己分析が十分できており、自分が将来どのような保育士になりたいのかという理想像があるのかどうかや、自分の得意とすることや不足している能力など、自分のスキルを適切に把握しているかもチェックされます。

自信過剰であったり、反対に自分を過小評価し過ぎている人もマイナスの評価を受けてしまいます。また、受け答えの仕方や話す内容、あいさつやマナーなどから人柄も評価されるので注意が必要です。

保育士の採用面接にはどんな服装で行けばいいの?

保育士の面接前準備

面接時の服装や身だしなみは、第一印象を大きく左右します。服装や身だしなみに細心の注意を払い、面接担当者に清潔感のある印象を与えましょう。

清潔感のある服装を心がける

面接時は黒色のスーツが望ましいです。黒がない場合は濃紺、ダークグレーなど落ち着いた色合いのものを選びましょう。
もし、スーツが用意できなければ、黒や濃紺、ダークグレーのジャケットに同系色かベージュ色のスカートを着用します。

スカートはひざ丈で、白い襟付きのシャツが好ましいです。そして、シワや汚れ、フケなどに気をつけて清潔感のある服装を心がけます。
実技を伴う場合や平服を指定された場合は、ジーパンや絵柄の付いたTシャツなどは避け、綿パンツやポロシャツなど動きやすい服装を選びます。

足元については、肌色のストッキングを履き、靴はスーツの色に合った3~5㎝のローヒールのパンプスを履きましょう。
ストッキングが伝線してしまった場合に備えて、予備のストッキングを用意しておくと安心できます。靴は汚れを落とし、きれいに磨いておきます。

また、鞄はカジュアルなものや派手な色のもの、布素材のものなどは避けます。
できれば、A4サイズの書類が入る大きさで、床に置いても自立する鞄がおすすめです。

髪色やメイクは?

髪色も明るい色は避けて、長い場合はまとめましょう。また、前髪は目が隠れないようにヘアピンなどで事前に対処しておきます。
メイクはナチュラルメイクを心がけ、派手な口紅やアイシャドー、つけまつげは避けます。その他、ピアスやネックレス、指輪などのアクセサリーは身につけないようにしましょう。

保育士の採用面接で必ず聞かれる!? 3大質問の回答例

保育士の面接では必ず聞かれる3つの質問があります。質問に対して簡潔にハキハキと受け応えできるように、あらかじめ答えを準備しておきましょう。

志望動機と保育士を志した理由

「なぜ、この保育園を選んだのか?」という志望動機についての質問には、園の理念や保育内容、独自の取り組みや環境について共感を持てたということを話しましょう。

自分の目指す保育との共通点や、自分が就職した場合にしたい保育などを盛り込みながら話すと説得力が増します。給料の水準や休日などの雇用条件などを前面に出すのは避けるようにします。

「なぜ、保育士を目指したか」という質問には、「子どもが好きだから」という答えは保育士にとっては当たり前のことです。これまでの経験の中で子どもとの関わりで得たものや感動したこと、保育士を目指すきっかけとなった人物の話など、具体的なエピソードを織り交ぜながら話すと保育に対する熱意が伝わります。

前職の退職理由

転職の際の面接では「どうして、前の職場を辞めたのか?」もしくは「辞めたいのか?」という退職した理由や転職したい理由について必ず質問されます。

採用側としては、採用した後で同じ理由で辞められることを避けたいという思惑があります。ギャップを解消するためにも退職理由はしっかり伝えましょう。ただし、給与などの待遇面についての不満、人間関係の問題など、ネガティブな理由をそのまま伝えることは避けてください。

「自分の目指す保育方針と違っていた」「もっと、スキルアップを目指したい」など、ポジティブな印象を与える理由に言い換えるようにし、勤めていた園の悪口などは避けましょう。

労働時間や休日などの厳しさから体調を崩して退職した場合は、正直に理由を話し、現在は回復して体調に問題はないということをしっかりアピールしていきましょう。

自分の長所と短所について

「自分の長所と短所は何ですか」という質問は一見簡単に聞こえますが、意外に答えるのが難しい質問です。面接担当者は長所と短所の質問することで、自己分析ができているかを判断します。

長所はエピソードを織り交ぜながらしっかりとアピールしましょう。短所については、そのまま素直に答えてしまうと悪い印象を与えてしまう可能性があります。もしかしたら「自分は短所ばかりである」と悩んでしまう方もいるかもしれません。

しかし、短所と長所は表裏一体です。短所を長所に言い換えることが大切です。例えば「頑固だけど、最後まであきらめずに目標をやり遂げることができる」「マイペースなので、大らかで細かいことが気にならない」などです。長所も短所も、必ず保育の仕事と結びつくようにアピールしましょう。

非常勤やパートの場合、どんな質問がされるの?
非常勤やパートの場合も基本的に正社員と同じ質問をされます。他の職種から保育現場に再就職する場合は、保育の現場に戻りたいと思った理由を伝えます。
初めて保育を選んだ方は、他の職種でなくあえて「保育」を選んだ理由をしっかり考えておきましょう。保育の現場はイレギュラーな対応が多いので、柔軟に動けることを伝えるのもポイントです。

自分の魅力を確実に伝える!自己PRの方法

面接時には「自己PRをしてください」と言われることが少なくありません。面接担当者は、自己PRの内容から応募者が園の保育方針と合っているのか、今までの経験が園で活かせるのか、園で活躍できる能力や熱意を持っているかを判断します。

まずは、提出した履歴書・職務経歴書の内容をベースに、アピールの根拠となる実際のエピソードなどを盛り込みながら自分の経験やスキル、熱意をアピールしましょう。

保育士としての経験がある場合は、前職の実績をアピールします。困難を乗り越えてやり遂げた行事や、自分が提案した保育方法を実践したことで良い成果につながったことなど、自分の保育方針などを織り交ぜながら伝えると効果的です。

また、自分ひとりでやり遂げたことをアピールするよりも「周囲の保育士と協力しながらやり遂げました」など、協調性やコミュニケーション能力があることをアピールすると印象が良くなります。

新卒で保育士としての経験がない、もしくは経験が浅い場合は学生生活やアルバイトでの経験やエピソードを伝えるようにしましょう。学校のクラブ活動やアルバイト経験、資格取得のために努力したことでも、一生懸命やり遂げたことは自己PRになります。

そして、そこで培った能力や経験を保育の業務と結びつけて熱意を伝えます。「アルバイトの話なんて大したことはない」と思わずに、自己PRをする時は自信に満ちた話し方を心がけてください。
自信がなさそうに見えると、せっかく良いエピソードでも面接担当者に悪い印象を与えてしまいます。

また、保育現場ですぐに役立つ資格やスキルを持っているのであれば、そちらも必ずアピールしましょう。楽器演奏・スポーツ経験・声楽・美術・書道・工作・バレエ・ダンスなどです。
最近は写真の加工や表や文書の作成など、保育現場でもパソコンを使うことも多くなっているので、パソコンを使えることもアピールポイントになります。

ライバルと差をつける!面接官からの逆質問に答えるには?

保育士の面接

面接の最後に、面接担当者から「質問はありますか?」と必ず逆質問されます。逆質問は自分をさらにアピールするチャンスです。
この時に「特に、何もありません」と答えたり、答えに詰まったり、慌てることのないように事前に質問を用意しておきましょう。

しかし、質問の数が多いと印象が悪くなってしまいます。用意していた質問の中には面接中に解決してしまうものもあるので、5~10個ぐらいの質問を用意しておくと安心できます。
その中から、面接の流れや時間を考えて2~3個ほど質問しましょう。用意した質問はメモに控えておき、メモを見ながら質問しても差し支えはありません。

その際、ホームページや園のパンフレットに載っていることなど、調べればわかることについて質問することは避けましょう。園の理念などについて質問する場合は「具体的にどのような取り組みをしているのでしょうか?」など、面接の内容を掘り下げるような質問が効果的です。

逆質問のコツ

逆質問をする際に大切なのが、相手の答えが「はい」や「いいえ」などで終わる質問ではなく、具体的に答えてもらえる質問を考えることです。

例えば、「職場の雰囲気は良いですか?」と聞くよりも、「職場はどのような雰囲気ですか?」「もし就職が決まった場合は、どんな勉強をすれば良いのでしょうか?」といった質問は、面接担当者が具体的に答えてもらえる質問です。こうした質問は意欲が感じられるため面接担当者の印象が良くなります。

逆質問の際に注意したいのが、給与や残業時間など、具体的な労働条件に関する質問です。

たしかに、労働条件は今後の生活に大きく関わることなので、気になる事柄です。
しかし、労働条件のことばかり質問すると「保育や仕事よりも労働条件が大切なのか」と思われてしまうかもしれません。前職を残業時間の多さなどから辞めてしまった方など、どうしても気になる場合は「残業はどのくらいありますか?」と聞くのではなく、「残業できない場合がありますが、大丈夫でしょうか?」など聞き方を工夫してみましょう。

面接の後は何をすればいいの?

退室のマナーや面接後の行動も面接の一部です。場合によっては、せっかくの評価を下げてしまうことにもなりかねません。緊張する面接が終わるとホッとして、気持ちが緩んでしまいますが、終わった後も丁寧な行動を心がけましょう。

まずは、必ずお礼の言葉を伝える

面接担当者から面接終了の声かけがあったら「本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただき、ありがとうございました」と必ずお礼を伝え、一礼をします。そして、ドアの前で「ありがとうございました。失礼いたします」と一礼して、退室しましょう。

終わった後にお礼状を出す

面接後のお礼状は、採用の可否には関係ないとされています。しかし、お礼状を出すのと出さないのとでは、面接担当者に与える印象は大きく違います。面接が終わったら、当日中もしくは翌日の午前中にはお礼状を送付するようにしましょう。

お礼状の内容は、忙しい時間を割いて面接していただいたことへのお礼のほか、面接を受けたことでさらに園で働きたいという思いが強まったことなど、面接で感じたことを書きます。インターネットで検索した文章をそのまま使用することはやめましょう。

落ちたときのことを想定して、面接をしっかり振り返る

面接が落ちてしまった場合のことを考えて、面接の内容をしっかり振り返ります。服装や身だしなみ、マナー、話の受け答えの仕方、答えの内容などについて反省点を分析し、次の面接に活かしましょう。

おわりに
今回は、保育士の採用面接に合格するための対策ポイントについてご紹介しました。
清潔感のある身だしなみ、マナーといった第一印象や今までのキャリアも大切ですが、保育士の場合はとくに「人柄」や「熱意」が重要視される傾向があります。紹介した対策ポイントを参考にして事前準備から面接後まで気を配り、採用面接の合格を勝ち取ってください。
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