香月りさ
保育 Articles
お役立ち保育コンテンツ
材料
・なす 12g
・とろけるチーズ 10g
提供元:母子栄養協会
夏からまだ暑さが残る初秋にかけて、主に路地で栽培される夏秋ナスの旬の時期を迎えます。
お店で買うときには、ヘタの切り口を見てみましょう。
みずみずしくて、トゲを触って痛いぐらいにピンとしているものは新鮮なナス。
実の色が、ガクの部分から順に白→薄紫→紫とグラデーションになっているものが良品とされています。
皮に傷やシワがあったり、茶色く変色しているものは避け、濃い黒紫色でツヤとハリがあるものを選びましょう。
暑い季節に旬を迎えるナスは、気温が高くなると実がなる野菜。夏に代表され高温多湿を好むので、実は低温にはとても弱い野菜なのです。
なので、買ってきたナスを5℃以下の涼しい冷蔵庫の中にずっと入れっぱなしにしておくと…どうなるでしょう?
皮に皺が寄って茶色く褐変したり、切ると果肉が水っぽかったり、茶色くなった果肉に種が黒く浮き上がったりと鮮度が劣化してしまいます。これは「低温障害」という現象で、冷蔵庫に向かない野菜を長く冷蔵保存した場合に発生する障害。買ってきたナスをしばらく冷蔵庫に入れておき、いざ料理しようとしたら、果肉がくぼんで茶色くなっていたり、ブヨブヨしていた…なんて経験はありませんか?
暑い夏が旬の野菜は、低温で乾燥している冷蔵庫内だと寒すぎて実が縮んでしまうので、風邪をひいたような状態になってしまうのです。
野菜は冷蔵庫に入れておけば鮮度が保たれ安心したような気になりますが、ナスは買ってきたらなるべく早く使い切るようにしましょう。
ナスは皮は紫色で、果肉は白い淡色野菜。カリウムや食物繊維を含んでいます。外の皮は固くてえぐみもあるので、離乳食スタート時には皮を剥いて使います。
また、完了期から幼児食にかけては大きめに切ったナスを少しずつ使えるようになりますが、皮が固いナスは味がしみ込みにくいので、調理する時はあらかじめ皮に切れ込みをいれておくようにしましょう。
9~11ヶ月の離乳食後期になると食べ物を歯ぐきで噛むようになってくるので、5~7㎜角に切ってやわらかく茹でれば、皮つきのままでも調理に使えるようになります。心配な場合は、皮をまだらに剥いておいてもいいでしょう。
母子栄養協会では、離乳食・幼児食など様々な料理に関わるアドバイザーを要請しています。上記のようなレシピなどを自身で作成してみたい、料理の見地をさらに深めたい方は下記のURLから母子栄養協会の養成講座を確認してみましょう。
母子栄養協会アドバイザー養成講座
香月りさ