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保育士が求人を探すとき、失敗しないためのポイントは?

読了の目安:約5分
保育士の求人
はじめての転職は、求人の探し方などがわからず不安になるものですよね。そこで今回は、転職活動を検討中の保育士の方のために、求人探しで失敗しないためのポイントをご紹介します。
また、求人票に書かれている情報の読み取り方や書かれていない情報の探し方についても解説しています。この記事をぜひ転職に役立ててください。

今回のポイント

求人を探す前に、転職理由を整理し、希望する条件に優先順位をつけよう

求人サービスには、それぞれメリット・デメリットがあるので、特徴を理解して利用しよう

求人票に書かれている情報を読み取るだけでなく、書かれていない情報も探そう

自分に合った求人を探すために、まずは転職理由を整理しよう

自分に合った求人を探し、転職を成功させるためには、まずは「なぜ、自分が今の職場を辞めて転職したいのか」、「今の職場のどこが不満なのか」など、転職したい理由を、冷静に整理する必要があります。
保育士のよくある転職理由には、次のようなことが挙げられます。

・給与 … 基本給が低い、残業手当が支払われない、賞与が少ない、評価が給与に反映されない、仕事量と報酬が見合わない

・労働時間・休日 … 残業が多い、有給休暇が取りづらい、休日出勤が多い、代休が取れない

・保育方針 … 園の保育方針と合わない、もっと小さな規模の園で働きたい、もっと大きな規模の園で働きたい

・人間関係 … 同僚や上司と性格が合わない、保護者との関係がうまくいかない

・健康 … 体力的につらい、腰痛がある

・環境 … 自宅から遠く通勤時間が長い、マイカーで通勤したい

・その他 … 育児や介護のため短時間勤務ができる職場に移りたい

保育士の転職理由で特に多いのは、「給与や人間関係の悩み」です。給与は、基本給自体の低さだけでなく、サービス残業などが多く、残業手当が適切に支払われなかったり、賞与が少なかったり、住居手当などがなかったりなど、さまざまな不満があります。

人間関係の悩みが転職理由の場合は、今の環境を冷静に見つめ直して、自分の行動やコミュニケーションの取り方などが改善できないかを考え直すことも大切です。

自分の希望する条件をすべて満たす求人は存在しないという考えを前提に「給与・賞与などの待遇」「労働時間・休日などの労働環境」「通勤時間、体力や健康面」「福利厚生」など、自分が保育士の仕事を続ける上で、重視したい軸を決定しましょう。

そして、希望する条件に優先順位をつけて、自分にあったより良い求人を探すのが転職成功の秘訣です。

ココに注目!より良い求人票を見分けるポイント

より良い転職を実現させるためには、ハローワークや転職サイトなどで掲示されている数多くの求人票の中から、自分の希望する条件に合う求人を見つけ出さなければなりません。転職理由を整理して希望条件の優先順位付けをした上で、求人票を見分けていきましょう。求人票をどのように見分ければ良いのか、項目別にチェックするべきポイントは次のとおりです。

就業場所

自宅からの距離や交通機関、所要時間をチェックしましょう。複数の園を運営している法人の場合、系列の園に配属される可能性や転勤する可能性があるので注意しましょう。

仕事内容

保育を受け持つ園児の年齢について記載されているか、地域の子育て相談など保育以外の業務を担当することがあるのかに注意しましょう。

雇用形態

正社員なのか、契約社員なのか、パートなのか、求人の雇用形態を確認しましょう。

給与

基本給の額のほか、住居手当や残業手当、通勤手当など手当の種類や支給条件を確認しましょう。通勤手当については、上限を設けている場合もあります。

賞与

支給の有無や、支給される場合は前年度の実績(月額給与の何ヶ月分か)を確認しましょう。

社会保険

労災保険・雇用保険・厚生年金保険・健康保険の加入の有無について見ておきましょう。社会保険完備と記載されている場合は、この4つの保険に加入しているということです。契約社員やパートの場合は、社会保険に加入できる条件を確認しましょう。

休日

完全週休二日制かどうか、年間休日数はどのくらいかといった点を確認しておきましょう。土曜日も開園している場合は、長期休暇制度の有無やシフトの組まれ方、有給の取得実績についてもチェックしましょう。
また、育児を考えている方の場合、産前と産後休業、育児休業の実績があるかどうかも重要なポイントになります。

労働時間

始業時間と終業時間やシフト、残業時間の有無について確認しましょう。

施設の運営形態

認可・認可外といった運営形態についてや、規模がどのぐらいかを確認しましょう。また、社会福祉法人か会社かといった運営法人の形態についてもチェックしておきましょう。そのほか、認定こども園や企業内保育、病児保育園などさまざまな施設形態があるので、違いをよく理解しておくことも重要です。

保育士の求人、効率のいい探し方のポイントは?

「転職活動を始めたいけど、求人の探し方がわからない…」という方もいると思います。次に、求人サービスの違いやメリット・デメリットについて解説していきます。

  • ハローワーク

ハローワークの正式名称は、公共職業安定所です。厚生労働省が管轄する国の行政機関で、全国に540ヶ所以上開設されています。

企業は無料で求人を出すことができ、求職者も無料で利用できます。ハローワークを利用する際には、まず、求職者登録が必要です。補助金を利用したセミナーや職業訓練なども受けられます。

  • メリット

・無料で利用でき、対面で職員に相談に乗ってもらえる

・地元を中心に、求人が多い

・さまざまな業種・職種の求人がある

・自己分析や職業訓練などのサポートがある

・子育て中の方に特化した紹介サービス(マザーズハローワーク)がある

  • デメリット

・土日や17時以降は業務が終了する(一部では17時以降や土曜日も開庁)

・職員ごとに対応にムラがある

・保育園についての知識がある職員が少ない

・求人票だけでは実態がわからないことが多い

・離職率の高い保育園など、条件の悪い求人がある

転職フェア

転職フェアは、複数の企業がホテルや会議場などの会場に集合し、企業ごとに設けられたブースで企業の説明や就職相談を行うイベントです。地方自治体や転職サイト運営企業などが主催し、新卒・第二新卒・転職者などを対象に行われます。最近は保育園や幼稚園だけを集めた保育士や幼稚園教諭のための転職フェアが盛んなようです。

  • メリット

・一度に多数の園の情報を収集でき、比較できる

・待遇の面など気になる点を直接聞くことができる

・実際に働いている職員と会話することで園の雰囲気を知ることができる

・履歴書や職務経歴書を持参しなくてもよい

・気軽に参加できる

  • デメリット

・時間に制限があり、すべての園を見ることはできない

・個別相談の時間が短い

・興味のある園が出展していない場合がある

・知り合いに出会って、転職活動をしていることを知られる場合がある

転職サイト

転職サイトは、インターネット上で企業ごとの求人情報や転職活動などのノウハウを提供しているサイトです。求人は広告として掲載・出稿されています。企業の広告料で運営されている場合が多く、最近は保育専門や看護・介護専門など、業界に特化したサイトも多数あります。

  • メリット

・保育に特化したサイトの場合、保育園の求人が多く、希望に合った求人を見つけやすい

・転職ノウハウなど、保育士の転職に役に立つ情報が掲載されている

・園側は、費用を払って求人を掲載しているので採用活動に積極的である

  • デメリット

・多くの人が検索して、応募するため条件の良い求人は競争率が高い

・求人広告なので、マイナスの情報が掲載されない

・掲載期間を過ぎた求人には応募できない

転職エージェント

転職エージェントは、別名をキャリアコンサルタントとも呼ばれる民間の転職サービスです。求職者一人ひとりに専属の担当者が付き、転職相談のほか、求人の紹介、面接日の調整、面接のアドバイス、面接後のフォローなど、きめ細やかな転職活動のサポートを行います。

  • メリット

・転職エージェントは園から報酬を受け取るため、無料で利用できる

・保育業界についての知識があり、業界の事情を熟知している

・ハローワークや転職サイトに公開していない非公開求人も扱っている

・面接などの手配から、給与など待遇の交渉も行ってくれる

・面接でアピールできなかったことや聞けなかったことも、コンサルタントがフォローしてくれる

  • デメリット

・コンサルタントによって、提示される求人の情報やサポートの内容にバラツキがある

・電話やメールなどで、コンサルタントと頻繁にコミュニケーションを取る必要がある

・希望する条件に合う求人が見つからないことがある

求人票からは読み取れない情報も重要!調べ方のポイントは?

ハローワークや転職サイトなどの求人サービスから得た求人情報だけでは読み取れない情報を集めることも、転職を成功させるためには重要です。次のようなポイントをおさえて調べるようにしましょう。

保育方針や理念を理解する

園がどのような保育方針や理念で保育を行っているかを理解し、自分の目指す保育に合うかどうか確認することは、とても重要です。園のホームページを閲覧したり、パンフレットを取り寄せましょう。転職を検討している園だけでなく、複数の園のホームページやパンフレットと比較してみるのもおすすめです。

法人の沿革や事業内容を調べる

社会福祉法人が運営する園の場合、法人のホームページを閲覧すれば、法人の沿革や運営方針を確認することができます。また、財務諸表も掲載されているので、経営状態を知ることができます。財務諸表の見方がわからない場合は、理解できる知人や税理士などの専門家に相談してみましょう。

ホームページやブログで園の雰囲気を知る

最近は、保育の様子がわかる写真や記事を、ホームページやブログにアップしている保育園も多くなっています。行事の様子や日常の保育の様子など、園の雰囲気を知ることができます。

実際に園を見学してみる

運動会や発表会など、見学できる行事がある場合は足を運んでみるのもよいでしょう。また、求職者のために、普段の保育の様子を見学させてくれる園もありますので、申し込んでみましょう。
実際に保育の様子を自分の目で見ることは重要です。一度見学するだけでも、「こんなはずではなかった。思っていた雰囲気とは違う。」など、就職後のリスクを軽減することができます。

見学する際には、「園全体のムード」「働いている保育士や園児の雰囲気」「保育士の年齢構成」「施設の清潔さや安全性」などをチェックしましょう。見学する際は、スーツやジャケットなどの清潔感のある服装と身だしなみで、明るい挨拶を心がけましょう。

保育園見学の方法

・電話やメール、ホームページのフォームなどから、園にアポイントを取る

・ホームページや求人票など情報を再確認する。

・保育園までの道のりを確認する。時刻表をチェックする。

・メモ帳や筆記用具、ハンカチなどの持ち物を準備する。

・靴を磨き、服装の汚れやシワをチェックする。長い髪はまとめる。

・時間どおりに園に赴く。

・担当者に挨拶をし、保育の邪魔にならないように静かに見学する。

・園の雰囲気や環境をチェックする。

・見学後は、当日もしくは翌日の午前中までにお礼状を送付する。

おわりに
転職活動を検討中の保育士の方のために、転職に役立つ求人情報の探し方や求人サービスのメリットやデメリットなど、転職を成功させるためのポイントをご紹介しました。
保育士という仕事は、給与などの待遇面だけが良いということだけでなく、保育方針や理念などが自分の考え方に合うかどうかも、とても重要です。ご紹介した情報を参考にして、ぜひ、自分の希望する条件や保育方針に合う求人を見つけて、転職を成功させてください。
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