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日本は世界に比べ幼児教育後進国!ノーベル賞学者が教える6歳児までの教育の重要性

保育 ノーベル賞
子どもの早期教育に注目が浴びていますが、実際にはどうなのでしょうか。ノーベル賞学者などの参考値をもとに記事にしました。

子供の脳は6歳までに大人の90%の大きさに到達するのをご存知ですか?また神経系も5歳までに80%の成長を遂げると言われています。つまり幼児期は、脳そして神経系の発達の著しい時期であり、この時期に吸収したことはその子供の軸となって教育が社会的結果へと繋がりやすいということが言えます。

近年、乳児保育に力を入れる保育園も増えてきており、海外の教育法であるモンテッソーリ教育法やシュタイナー教育法が注目されつつありますが、それに伴って、幼いうちから充実した教育を子供に受けさせたいと考える親が増えていますよね。親としても、保育士としても、子供たちに良い影響を与えたいと思うのは自然なことです。今回は、子供の脳が著しく変化していく6歳までに、どんな教育をすれば効果的なのか、そしてどんな結果が得られるのかを紐解いていきましょう。

英語教育

 

 

ユニセフが語る!子どもは36ヶ月で一生が決まってしまう!

ユニセフが2001年度の世界子供白書に「人間は生まれてから36か月でその子の一生が決まる」と発表しているのをご存知でしょうか?この提言を受けて世界各国、国を挙げて幼児教育に取り組んでいます。

カナダでは幼児教育を0歳から始めます。デンマークでは資格をもった講師が各家庭に派遣され直接指導していきます。また、イギリスでは、「7歳のときにその子がどれだけの本を読めるようになっているか」が、将来のイギリスの国力だと言って国を挙げて幼児教育に取り組んでいます。その結果、イギリスの9割以上の小学校は4歳の9月から義務教育をスタートさせるようになりました。3歳以前も無料で幼児教育を受けられます。つまり日本は、幼児教育については残念ながら後進だということです。日本の義務教育と比べると世界がいかに早く幼児教育に取り組んでいるかが明白ですよね。

驚きの事実!6歳までの教育はどんな投資よりもリターンが大きい!

≪不動産投資や株式投資なんて比べ物にならないリターン率!≫

2000年にノーベル経済学賞を受賞した、シカゴ大学教授のジェームズ・J・ヘックマンが40年以上にわたる追跡調査から、「6歳までに親がどれだけ教育に力をいれたかによって、その後の学力・進路・年収が決まる」と発表しました。

その結果は驚くべきもので、リターン率が15~17%という非常に高い数値が出たのです!投資に詳しくない方はピンとこないかもしれませんが、簡単に言えば、1000万円を投資すると、150~170万円のリターンです。日本で銀行に定期預金をしても0.02%の利率ですよね?それと比べると以上に高いことがわかると思います。

投資に詳しい方でも、不動産投資や株式投資、FXをやってもなかなかこの数値は出ませんよね。つまり、世の中にあふれているどんな投資よりも効果が高いと言われているのです。

≪6歳までの教育で気を付けるべきは「肯定的感覚」を子供が味わうこと!≫

 

幼児教育

自分の子供にたくましく生きてほしいと親は願うものですよね。実は6歳までに「自分や人生への肯定的感覚」を味わっていないと、心が折れやすい子供に育つという結果が出ています。そのため、子供を叱るのではなく、できるだけ褒めて、何か悪いことをしたときは、怒鳴りつけるのではなく、子供の目線に合わせて「なぜそうしたのか?」を聞いてあげることが重要なのです。

≪とにかく愛情を注ぐことがとても重要!≫

子供は愛されることで自分の存在価値を認識します。子供が恥ずかしがっても、積極的にスキンシップをとり、ギュッと抱きしめたり、たくさん「世界でいちばん大事だよ!お母さんは○○ちゃんが大好きだよ!」と伝えてあげましょう。そうすることで子供は人生に対して肯定的なイメージが心に育まれ、お母さんのために頑張ろうという気持ちが強くなります。

6歳までの教育は子供にとって具体的にどんなメリットがあるのか?

海外のモンテッソーリ教育法では「自立した子供を育てる」ことを最大の目的とし、子供が自発的に学んでいくことを促します。それは就学前の教育で学習意欲を高めることにも大きく関係してきます。実際に6歳前の教育がどのように子供の将来に影響するのかメリットを見ていきましょう!

≪メリット1:6歳までの教育は学力・年収アップに影響大!≫

多くの研究結果から、6歳になるまでに就学前教育を受けた子供は、受けなかった子供よりも、高校等への進学後、退学せずにきちんと学校へ行っている率が高く、授業なども積極的に学んでいたことから成績の良い子が多かったそうです。それに伴って、IQなどの認知能力に加え、将来の年収も6歳までの教育に力を入れることで大きく差が出るという結果が出ています。特に顕著なのは学習意欲の高まりで、何事においても目標を持って前向きに学ぶ姿勢を身に着けられるため、年収アップにも結び付いているようです。

≪メリット2:幼少期の教育は犯罪率も低下させる!≫

6歳までの教育に注力した子供たちは、学習意欲の高まりと同時に様々な社会行動についてもよい影響が見られたそうです。具体的に、就学前教育を受けた子供は、受けなかった子供よりも学歴が高く、特別支援教育の対象者が少なく、年収が多いため持ち家率が高く、生活保護受給率や逮捕者率が低かったそうです。言葉を学び始めたばかりの幼い子供たちへの教育で、犯罪率が低下するのは本当に驚きですよね。

≪メリット3:忍耐力や協調性など人格形成にも大きく差が出る!≫

6歳までに学習や労働に対する意欲、努力することを学んだ子供たちは、忍耐力や協調性、感受性、積極性、独創性、意思、運動力、注意力などが磨かれるという結果も出ています。

幼いうちから適切な教育を受けることで、同世代のみならず多くの大人と接し、無意識的にたくさんの人として大切な特質を身に着けていくことができるようです。

家庭環境や親の所得が子供に大きく影響する!

ノーベル経済学賞受賞者のヘックマンによると、就学前の子供の学力は、その子の家庭の所得や生活水準によって、ほぼ決まってしまうそうです。そして、その学力の差が就学後に縮まったり、逆転したりすることも、ほとんどないとのことです。そのため、低所得の家庭に育った子供たちに、6歳以降に教育投資を行なっても、効果はあまり期待できないそうです。

つまり、お金に余裕がない家庭でも、6歳以降ではなく6歳までに子供の教育に注力することで子供の将来をよりよい方へ導ける可能性が高まるということですね。大学受験の前に必死にたくさんの塾や予備校に行かせるのではなく、6歳までの教育に親はお金と時間を割くほうが非常に重要だということです。

生後4か月からが理想的!?早期幼児教育に悪影響はないのか?

6歳までの養育の重要性をお伝えしてきましたが、子供の教育は早ければ早いほど効果的です、実際には4か月からが理想とも言われています。しかし、言葉もわからない子供に早期の幼児教育を行って悪い影響はないのか気になりますよね?

実は、悪影響はないという研究結果が出ています。弊害があるとすれば嫌がることを無理やりやらせたときです。それは本当の幼児教育ではありません。幼児は学びたがっていますので、子どもの瞳が輝くような教育を行えば何も悪い影響はないのです。親のエゴで習い事をさせるのではなく、わが子が何に対して興味を示し、目を輝かせているかを見極めて、やりたいことをたくさんやらせてあげましょう。

まとめ「遺伝はほとんど関係ない!」

ここまで6歳までの教育がいかに重要かをお話してきましたが、ご理解いただけましたか?ちなみに、家庭環境や親の所得は幼児教育に影響するとお伝えしましたが、遺伝はほとんど関係がないという研究結果が出ています。そのため、「頭の良さは遺伝だから…」とあきらめる必要は全くありません。乳児期からの子育て次第で、思考力・記憶力・想像力など様々な能力を身につけて成長することができます。愛情をもって子供に接し、6歳までに子供にやりたいことをたくさんチャレンジさせてあげることで、頭がよく将来性があるだけでなく、人として優しく且つたくましく思いやりのあるバランスのとれた子供に育つ可能性が高まるのです。

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