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保育士の転職は自己PRで差別化!シチュエーションごとの自己PRまとめ

読了の目安:約6分
保育士の就職や転職では、採用担当者にとって最も目に触れやすい「自己PR」が選考結果を大きく左右します。
多くの応募者から選ばれるためにも、しっかりと作り込んだ上で、応募をしたいものですよね。

今回は、書き方や伝え方のポイントに加え、注意点などを解説します。
自分の長所や魅力、経験が十分に伝わる自己PRの作成方法をマスターして、面接や履歴書、職務経歴書に活用してみてください。

今回のポイント

内容を絞り込み具体的なエピソードを盛り込むことで、わかりやすく伝える

ピアノが得意、体力がある、責任感があるといった保育士に求められる資質、特技を洗い出す

新卒、保育業界未経験、ブランクありなど、自分の状況に合わせたアピールを心がける

転職における自己PRとは

自己PRは、応募先へ自分をアピールできる絶好の機会です。新卒での就職活動とは違い、転職活動では、応募企業の職務に関連したアピールが求められます。

自己PRには面接時と履歴書や職務経歴書への記載の両パターンがあり、記載方法や表現方法などを工夫する必要があります。
それぞれに合った形を意識しながら作成してみてください。

自己PRには、何をどう書けばいいの?

自己PRで記載するべき要点は、「これまで何をやってきたか」「自分は何ができるか」「新しい保育園ではどうしていきたいのか」の3つです。

多くの内容を盛り込み過ぎず、伝えたい内容を絞ることが大切です。短くて簡潔な文章となるように心がけ、段落ごとに改行を入れるとよいでしょう。

また、自身の特徴や長所を伝えるためには、客観的に自分を理解することが必要となります。
その企業や仕事への理解を深めることも、適切なアピールを行うためには不可欠な要素です。

自己PRとは、自分がその企業にとって有益な人材であることを売り込む目的で行うものです。
想定される業務に、どのような形で役立つのかがわかるエピソードを厳選してください。実際に働いているイメージを採用担当者が思い浮かべやすいように述べることが重要です。

経歴・経験をまとめるためのポイント

次に、経歴や経験をまとめるためのポイントを見ていきましょう。

まずは、勤めていた保育施設の形態や種類と、その施設の特色を述べてください。
認可保育園、認可外保育園に加え、自治体で基準が設けられている認証保育園の場合もあるかもしれません。
保育園以外にも、幼稚園と保育園の要素をあわせ持つ認定こども園や託児所などもあります。どのような保育を行う施設だったのかも簡潔に伝えてください。

その職場で担当していた仕事や役割をまとめるときには、実際にあったエピソードを交えることで表面的な内容にとどまらず、具体的でわかりやすいアピールが可能です。
発生した問題にどのようなアプローチを試みて解決をしたかも記載することで、あなたの個性や長所、行動の基盤となる考え方、問題解決力が伝わるでしょう。

自己紹介と自己PRの違い

面接では自己PRと一緒に、自己紹介を求められることがあります。
どちらも自分を知ってもらうという意味では似ているように感じられますが、自己PRとの違いはどこなのでしょうか。その目的に着目して考えてみましょう。

自己紹介の目的は、自分という人間をわかりやすく相手に伝え、興味をもってもらうことです。
それに対して自己PRは、あなたの園での働きぶりをイメージできるように、長所や強みを効果的に伝えることが目的です。
両者の違いを意識しながら、採用担当者が知りたいことに対して的確に答えることを心がけてください。

保育士という職業に合わせた自己PR

保育士の連絡帳

ピアノが得意

保育士はピアノが得意というイメージをもたれやすい職業です。しかし実際には、ピアノが苦手という保育士は少なくありません。通信教育や独学により勉強を重ねて、保育士の国家試験を突破する保育士もいます。

実技試験の音楽表現やピアノ演奏を選択せずに、合格することも可能です。
保育園でのアルバイトなどを経験している場合は別ですが、通信教育や独学により保育士に必要な実技経験を積むことはなかなか難しいでしょう。

ほとんどの保育園では、発表会をはじめとする行事や催しでピアノを弾く機会があります。そのため、ピアノが得意な保育士が、1人か2人必要になります。

このような事情からピアノが得意というのは、大きなメリットとなり得るのです。

子どもが好き

自己PRで子どもが好きであることをアピールする方もいますが、一般的に、保育士は子どもが苦手な方の目指す職業ではありません。

むしろ「子どもが好き」という場合がほとんどでしょう。そのため、ただ子どもが好きということを伝えても、就活や転職における自己PRとはなり得ません。
面接や履歴書、職務経歴書では、子どもが好きという思いを子どもへの接し方や振る舞いに反映させて伝えることが重要です。

例えば、子どもが本当に好きで成長を願うのであれば、優しくしたり、楽しい時間を過ごしたりするだけでなく、ときには自立を促すために叱るといった行為も必要です。
子どもが好きという気持ちと、保育士としての行動を関連付けてアピールすることを心がけください。

体力や自己管理能力をアピールする

保育士の業務では、子どもたちを抱っこしたりおんぶしたりする機会が増え、重いものを持つ力仕事もあるなど、体力が求められる場面が多々見られます。

そのため若い保育士であっても、腰痛や慢性的な疲労に悩む方が少なくありません。

また、子どもは感染症などの病気になりやすい傾向があります。子どもたちの病気がうつることで、保育士も体調を崩すケースも多くあります。
保育士として働き続けるには、日頃から病気や怪我をせずに健康体を維持する自己管理能力が求められます。

「体力がある」「無遅刻無欠勤の実績がある」といったことは、保育士の採用においてメリットとなる要素です。
スポーツ経験の長さでも、子どもと一緒に体を動かせる体力や身体能力を売り込めます。自己PRの内容にぜひ盛り込んでみてください。

責任感をアピールする

保護者から乳児や幼児を預かる保育士は、責任が伴う仕事です。責任感が伝わるエピソードを組み込むことで、採用担当者の心を動かせる自己PRとなるでしょう。

物事をやり抜いた経験や、工夫を凝らして難しい問題を乗り越えたことを交えれば、あなたの責任感を具体的に表現できます。
新卒での就職活動なら、アルバイトやサークル活動での経験もアピールできる要素です。

転職活動であれば、これまでに保護者の相談にのった経験や、トラブルが発生したときのアフターフォローなどもアピールポイントになります。
マニュアルにはない行動が必要になったときに、どのような考え方や気持ちで対応したかを中心にアピールしてみるのも効果的です。

また、応募の前に、今後の具体的なキャリアプランや自分なりの目標を考えておくことも大切です。

面接で自分が目指す保育の形や将来像を聞かれたときに、自分の考えを明確に伝えられれば、保育に対するしっかりとした考え方や強い責任感をもった人物として、採用担当者に好印象を与えられるでしょう。

コミュニケーション能力

コミュニケーション能力は、保育士の仕事に従事する上で重要な資質の1つです。
保育士は日々、多感な時期にある子どもたちと接し、保護者との複雑なやり取りにも対応します。一般的な仕事で求められる以上に、人の気持ちを深く理解し、必要なことを的確に伝える細やかなコミュニケーション能力が求められます。

子どもたちはまだ成長の途上にあり、未熟ではあるものの、自分の意思を持った存在です。
大人が思っている以上に言葉を理解し、気持ちを読み取ったりするものです。その意思を尊重し、同じ目線で接し、心の機微をしっかりと感じ取ってあげる能力が不可欠です。

一方で、保護者との間では、信頼関係を構築し、大人として冷静なやり取りをすることが求められます。

毎日の送り迎えや連絡帳を通じて保育園での出来事を報告するときには、物事をわかりやすく的確に伝えることが大切です。
子ども同士のトラブルが起こったり、体調不良や怪我をしたりといった場合には、誤解が生じないよう、事実に基づいた説明を行い、状況次第では誠実に謝罪することも必要となります。

また、子育ての悩みがある保護者の相談にのることもあるでしょう。その際には、相手の気持ちに寄り添った上で、プロとしての適切な意見やアドバイスが求められます。保護者が納得できるような説明や受け答えをする能力も重要です。

自己PR作成の際の注意点

複数のPRを入れることは厳禁

自己PRを作成する際の注意点も確認しておきましょう。何を伝えたいのかを明確にするためにも、自己PRの内容は1つに絞るのが基本です。
複数のアピールを一度に行おうとすれば、内容がぼやけてしまい、採用担当者の印象に残りづらくなってしまいます。

また、盛り込むエピソードは、自己PRの内容を裏付けできるものかも意識してみてください。

結論から明確に述べる

自己PRでは、簡潔にまとめたアピール内容を最初にもってくることが重要です。多くの応募者がいる場合、採用担当者はたくさんの履歴書を読んでいるからです。

何をアピールしたいのかがわかりづらければ、採用担当者の心には響かず、最後まで読んでもらえないかもしれません。
文章のはじめに最も伝えたいことを記載し、誰が読んでも伝わる内容となるように努めましょう。

シチュエーションごとの自己PR

保育士 転職

新卒の場合

新卒での応募では、保育士の実務経験に基づいた自己PRはできません。
その場合には、自分が保育士に向いていると思う理由や保育士への志望動機を中心にアピールするとよいでしょう。

学生時代にアルバイトやサークル活動で、リーダーなどの役職に就いた経験があるのなら、エピソードとともに伝えることで積極性や協調性があることを印象づけられます。

未経験の場合

保育業界は未経験だとしても、これまでの社会人経験で学んだことや考えたことは、保育の仕事にも活かされるはずです。
これまでの経験を応募先の仕事と結びつけて話せば、自己PRにつなげられます。

ほかの職種から転職してまで、なぜ保育の現場で働きたいと思ったのかは採用側も知りたい点です。保育業界を目指す根拠となった思いも述べましょう。

ブランクのある保育士の場合

保育士の経験があっても、退職してからのブランク期間が気になる方もいるでしょう。
しかし、全国的にも保育士不足が社会問題にまで発展している昨今、ブランクの有無は採用の現場ではそれほど問題視されていないのが現状です。

ブランク期間に子育てをしていたならば、保護者の目線から物事を考えられたり、保護者の気持ちをより深く理解できたりするといったメリットがあります。
子育てという共通の話題があることで、保護者とのコミュニケーションも円滑に進められるでしょう。

保育士を退職し、ほかの業界を経験してから再度保育士に復職するケースでは、まず保育の現場に戻ってきた理由を述べる必要があります。
保育に対する自分の思いとともに、しっかりと伝えるとよいでしょう。

また、以前に働いていたときと現在では、さまざまな面で保育の状況が変化していると予想されます。
その違いを認識した上で、保育に対する自分なりの考え方や、これまでの経験が保育の仕事でどのように活かせるかといったことを示してください。
変化を続ける保育業界に対応できていることや保育への関心の高さをアピールできるでしょう。

保育園の志望動機を自己PRとして活かす

その保育園を応募先に選んだ理由を自己PRにつなげる方法もあります。
保育園の特徴と保育園に対して魅力を感じた部分を結びつけて、簡潔に答えるようにしてください。以下に、自己PRの例を挙げてみましょう。

一人ひとりの個性を大切にしたきめ細かい保育と、専門性の高い幼児教育を実践している貴法人の方針に、大変共感を覚えました。
私も幼児教育には関心があり、特に早期の英語教育は子どもたちに大きな可能性をもたらすと感じております。
保育士の仕事を通じてグローバルに活躍できる子どもの教育に携わりたいと感じ、応募いたしました。
おわりに
自己PRは、効果的に自分を売り込むことにより、その企業にとって有益な人材であると印象づけるためのものです。
作成にあたっては、自分の特徴や経験などを振り返り、まとめておく必要があります。
転職なのか、ブランクがあるのかといった自分の状況に加え、応募先の施設に合わせた書き方ができるかも採用に関わるポイントです。
採用担当者から見て、一緒に働きたいと思えるような自己PRを作成して、希望する仕事の内定を勝ち取ってください。
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