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保育士資格にプラスして専門性アップ。保育に役立つ資格って?

保育士 資格
保育士のステップアップとして役立つ資格の取得がありますが、実際にはどのような資格があるのでしょうか。

保育現場で役に立つ資格は、保育士資格だけではありません。求められる保育の質が年々高くなっているといわれる今、専門知識やテクニックを学んだ保育士のニーズが高まっています。

スキルアップして、今の現場に活かすことはもちろん、転職活動にも役に立つ保育関連資格をピックアップしました。

 手づくりおもちゃで子どもたちの創造力を育む「おもちゃインストラクター」

おもちゃの真の役割を遊びのプロとして伝授する「おもちゃインストラクター」とは?

まずご紹介する資格は「おもちゃインストラクター」という資格。特定非営利活動法人日本グッド・トイが認定する民間資格で、身近なものを使ってつくる手づくりおもちゃを通じて、子どもたちの「遊ぶ力」「遊びをつくり出す力」を育みます。

資格取得者は全国に約2万人。保育士や幼稚園教諭といった保育や幼児教育の現場で働く人が専門性を深めるのに取得するのがメインではあるものの、子どものいる主婦や高齢者などにも人気の資格です。

おもちゃインストラクターの仕事は?

おもちゃインストラクターの仕事は、ずばりおもちゃの楽しさを子どもたちに教えること。割りばしや紙、トイレットペーパーの芯といった身近な材料を使っておもちゃを作る方法をレクチャーしたり、コマや羽子板といった昔ながらのおもちゃの遊び方を教えたりします。保育や幼児教育の現場で活かすのが中心ですが、児童館や地域の交流イベントでワークショップを開くこともできますね。取得することで開業できるような資格ではありませんが、子どもたちに手づくりおもちゃのあたたかみを教えられる存在として、転職時のひとつの強みになるかもしれません。

資格取得方法は?

おもちゃインストラクターの資格は、全国各地で定期的に開催されているインストラクター養成講座を受講することで取得できます。二日間、合計八時間のワークショップ中心型のカリキュラムで、実際におもちゃをつくり、おもちゃを楽しみながら学ぶのが特徴です。受講料や開講スケジュールなどは地域によって異なるため、公式HPより確認してください。

http://goodtoy.org/expert/ti_schedule.html

 家庭的な保育のプロフェッショナル「チャイルドマインダー」

チャイルドマインダーは、いわゆる保育ママなどに見られるような家庭的な保育に特化したスペシャリスト。近年では、保育士資格に次ぐ第二の保育資格といわれるほど、需要が高まっている資格でもあります。施設内での集団保育を専門とする保育士とは異なり、チャイルドマインダーは、自宅で子どもを預かったり、子どものいる家庭を訪問したりするかたちでの少人数制の保育が特徴です。

チャイルドマインダーの仕事は?

子育て 資格

 

待機児童の救世主!?チャイルドマインダーとは

チャイルドマインダーの仕事は、子どもひとりひとりの個性と向き合い、より家庭環境に近い状態で子どもたちを預かること。自治体が行っている保育ママ制度(家庭的保育事業)に保育ママとして登録し、子どもたちを預かってもいいですし、自宅に個人託児施設(保育ルーム)を開業することだって可能です。

資格取得方法は?

国家資格である保育士とは違い、チャイルドマインダーの資格は民間資格。「NCMA JAPAN」、「ヒューマンアカデミー」、「チャイルドマインダー」の3つが認定機関となっており、各校が開講する講座を受講することで資格取得ができます。

どこの講座を受講するのかによって、資格取得までにかかる日数や受講費用などが異なるほか、就職・開業サポートが受けられるかどうか、チャイルドマインダー同士のネットワークが張りやすいかどうかなどにも違いがあります。

民間資格とはいえ、チャイルドマインダー資格は保育の現場でも注目されている資格。「家庭的な保育」という視点で子どもたちと向き合える保育士のニーズは高く、比較的、転職に有利な資格といえるでしょう。

医療を必要とする子どもたちとその家族を支える「医療保育専門士」

知ってて損はない!ニーズの高まっている「医療保育専門士」とは?

医療保育とは、病気や障がいなどを抱え、病院などの医療施設で保育を必要とする子どもに対し、生活の質の向上の手助けができるような保育を行うこと。医療保育専門士は、日本医療保育学会の認定資格で、2007年に認定制度が発足したばかりの比較的新しい資格です。病院を職場にする保育士には、病院の職員のための託児施設で働く「院内保育士」や、高熱や感染症などで保育園に行けない子どもたちを一時的に保育する「病児保育士」がありますが、病院を生活の場として暮らす子どもたちの保育を行う「医療保育専門士」とはまったく異なる職業です。

 医療保育専門士の仕事内容は?

医療保育専門士の仕事は、保育を通じて子どもたちとその家族の生活をサポートすること。子どもの発達や病状に合わせた遊びの提案や、看護師と連携しながら食事・排泄・睡眠の介助、日々のコミュニケーションから心のケアを行う…など、その仕事は多岐にわたります。医療という名前のつく資格ではあるものの、実際には直接的な医療行為にかかわることはできません。とはいえ、専門的な知識を身につけておくことによって、子どもたちやその家族の様子をきちんと把握し、医師や看護師といった医療のプロフェッショナルに伝達するのも大切な役割です。

 資格取得方法は?

医療保育専門士の資格取得条件は、日本の保育士資格を持っていること、病院や診療所、障がい児施設などで一年以上勤務していること、日本医療保育学会の会員であること。資格は条件を満たした人が、5日間にわたる28時間の講座を修了し、レポートと口頭試問をクリアすると認定されます。すでに医療機関で働いていることが条件になるため、転職のために取る資格というよりは、専門性を高めるための資格といえますが、子どもたちにより専門的なケアを行いたいと考える人であれば、積極的にチャレンジしたい資格です。

 芸術療法で子どもたちの心に寄り添う「キッズアートワークセラピスト」

絵で子供の可能性をぐんぐん伸ばす資格!「キッズアートワークセラピスト」とは?

体を動かす遊びや工作、絵本…さまざまな遊びは子どもたちの心の成長に欠かせないもの。キッズアートワークセラピストは、子どもたちの遊びのなかでも「お絵かき」や「工作」にスポットを当て、芸術制作を通じて子どもたちの発達や心の変化を探っていくという職業です。

どんな色を使って、どんな描き方をしているのか。子どもたちが絵を描く姿や、できあがった作品には、子どもたちの心の状態や発達の目安など、その子の「今」を知る大切な情報が表れると考えられています。

 キッズアートワークセラピストの仕事内容は?

キッズアートワークセラピストは、芸術を通じて子どもの心理状態を理解するのが仕事です。たとえば、色と心理状態の関係を考えながらワークショップをひらいたり、絵から読み取った子どもの心理状態をもとに、子どもと保護者へカウンセリングを行ったり…というのが仕事になります。

とはいえ、キッズアートワークセラピストの資格だけで仕事をする人はさほど多くなく、幼児教育の現場に活かすために、保育士や幼稚園教諭の近くにプラスして取得したり、子どもとの関わり方を学ぶために子どもを持つ主婦(夫)が取得する、といったケースが多いようです。

 資格取得方法は?

キッズアートワークセラピストの資格は、さまざまな養成機関が開講している講座を受講することで取得できます。講座によっては実地研修や試験などをカリキュラムに設けているところがあるものの、基本的には講座を修了すれば取得できる比較的難易度が低い資格といえるでしょう。資格取得にかかる費用や日数は講座によって異なりますが、中には十日前後でスピーディーに取得できる講座も開講していますので、働きながら取得しやすいのも魅力ですね。

保育士不足といわれる一方で、その待遇の低さが社会問題になりつつあります。保育士としてできるだけ好待遇で活躍するには、プラスアルファの保育実践力を取得し、ほかの保育士たちとの差別化をはかっていくことがマストといえるでしょう。自分の適性や保育方針を見つめなおし、これからどんな資格を取得していくか考えてみてはいかがでしょうか。

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