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保育士不足対策まとめー関東エリアでの住宅手当等ー

一都三県の保育士不足を解決するための住宅手当や寮、借り上げ制度の取り組みをまとめました。

日本一物価が高い関東エリアでの住宅手当等、保育士不足対策まとめ

待機児童問題が最も深刻な東京都ですが、そんな東京都の保育士の平均年収は328.1万円で物価が高いことを考慮すると、とても十分とは言えません。

それにより保育士資格を持っていても保育士として働きたい人は少なく、人材不足の問題が深刻化しています。その問題を解決すべく、各自治体がどのように対策に乗り出しているか、一都三県にフォーカスしてまとめました。

東京都の補助金制度

東京都:合計3万円の給与アップ

この深刻な保育士不足の問題を受けて、東京都は2015年度予算案に、保育士の月給を平均2.1万円アップさせる補助制度を盛り込みました。そこに国からの交付として9千円を合わせると、最大で月3万円、給与が引き上げられます。

東京都 世田谷区:家賃補助8万2千円支給

世田谷区では、区の新設保育所もしくは新築工事や増築工事等を行い、20人以上の定員拡大を行う保育所で働く保育士を対象に、1人当たり月額8万2千円を上限に家賃補助を行うことを決定しました。

保育運営事業者が借り上げた住宅に入居するという形になります。その他の条件としては、特にキャリアが浅い経験5年以下の保育士に支給されることになっており、補助金は保育所側に支払われます。期間は2019年度まで実施される予定です。

東京都 杉並区:家賃補助8万2千円と5万円分の商品券プレゼント

杉並区では「杉並区内の私立保育園で働きませんか」をスローガンに掲げ、待機児童問題の急速な解消に力を入れています。宿舎借り上げ補助の増額を予定しており、金額は世田谷区と同様に保育士への家賃補助が、1人当たり月額8万2千円を計画しています。

また、杉並区での勤務を希望し、採用された場合は、その保育士に対して5万円分の区内で使える商品券をプレゼントする案も出ています。

東京都 足立区:奨学金返済を最大30万円補助

足立区では、奨学金を利用して保育資格を取った人が、足立区の私立保育施設に就職した場合、返済にかかった金額、年間10万円を、最長3年までの期間、区が補助すると発表しています。これは全国初の取り組みです。

また、住居借上げ支援事業補助金もあり、保育士の家賃負担が7万2千円が実質負担0円にすることも可能です。

東京都 大田区:家賃補助8万2千円支給

世田谷区同様に、大田区でも保育従事職員宿舎借り上げ支援事業を開始しました。

そのため、区内の私立認可保育園に勤務をしている保育士に対して1人当たり月額8万2千円の家賃補助を実施します。

保育園運営法人が借り上げる区内の施設が対象となっています。

東京都 江戸川区:家賃補助8万2千円支給

江戸川区は、東京23区で最も子供が多い区と言われています。そんな江戸川区では「保育士確保プラン」を推進しており、こちらも世田谷区や杉並区、大田区と同様に家賃補助として、1人当たり月額8万2千円を実施。

他の区と少し違うのは、区内の保育施設等に勤務する常勤の保育士だけでなく、看護師も対象に含まれている点です。

東京都 千代田区:月額2万円分の補助金

千代田区では、私立保育所などの保育士の処遇改善のために、正規雇用している保育士や栄養士などに対して、一人当たり月額2万円を上限として補助金が支給されることになりました。

神奈川県の補助金制度

 

保育士 借り上げ制度 住宅手当

 

神奈川県 横浜市:家賃補助6万円

横浜市では、保育士宿舎借り上げ支援事業を利用すると、月額6万円を上限に補助金が助成されます。宿舎に入居する保育士は住居費が一切かからない場合もあります。

対象となるのは世田谷区同様経験5年以下の保育士です。

また、国基準では職員配置は保育士2人に対して1歳児12人となっていますが、横浜市では保育士2人で1歳児を8人とすることで、保育士への負担を軽くし、より働きやすい環境づくりに取り組んでいます。

千葉県の補助金制度

千葉県 船橋市:月額と期末手当で年間合計45万円補助!学資金貸し付けも!

千葉県の船橋市では、保育士就職支援制度を充実させており、市から、月額と期末で分かれての補助が支給されます。月額の上乗せ金額は31,980円、期末の手当としては69,170円の補助になります。年間にすると45万円ほど補助されることになります。

また、家賃補助に関しては船橋市内の私立保育園などに対して、勤務する保育士のために1人当たり月額8万2千円の補助を行っています。

さらに船橋市で将来、保育士として働きたい人を対象に修学資金の貸付をおこなっており、卒業後に市内の保育園等に就職し、修学期間以上勤務ことで、貸付金の返還が全額免除されるという制度も整えています。

千葉県 流山市:家賃補助8万2千円と修学資金貸付

流山市では、世田谷区同様に1人当たり月額8万2千円の家賃補助を実施しています。

また、船橋市同様に、修学資金貸付制度を設けており、保育士養成施設に在学する人で流山市内に在住の人を対象に、卒業後、市内の私立保育所で5年間保育士として働くと返済の全部又は一部が免除される仕組みになってます。

千葉県 野田市:家賃補助8万2千円

野田市では、保育所を整備し、定員人数を増加させることにより、2016年4月には待機児童ゼロを実現しました。

そんな野田市は保育士に対しての境遇改善にも積極的で、宿舎を借り上げた場合に家賃の一部を1人当たり月額8万2千円補助しています。

埼玉県の家賃補助

埼玉県 さいたま市:年間約20万円の手当と家賃補助8万円

さいたま市では、市独自の保育施設に対する給与上乗せ補助を行っており、月額10,500円、期末手当67,500円の年間合計193,500円の手当を支給しています。

また、家賃補助は月額8万円を上限として事業者、市、国が負担し、本人負担は0円となっています。

そして、流山市と同様に修学資金貸付では、市内在住又は市内養成施設に通学する学生を対象として、卒業後、市内の保育所等に5年以上勤めると貸付資金が免除されます。

他にも、新任保育士をサポートするセミナーやスキルアップ研修も実施しており、保育士のキャリアアップのサポートに注力しています。

埼玉県 戸田市:戸田市で就職したら30万円支給&家賃補助8万2千円!

埼玉県戸田市では、市内の私立保育所等に就職する保育士を対象に、就職時に20万円と1年後に10万円の合計30万円を給付する「就職支援給付金」を平成29年~31年の3年間限定で実施することを決定しました。

また他の地域同様に、常勤保育士を対象に宿舎を借上げた場合に、1戸あたり1人当たり月額8万2千円を上限とした家賃を助成しています。

まとめ

今回は、一都三県の保育士不足問題について、家賃補助などの対策をまとめましたが、いかがでしたか?

メジャーな対策として多かったのは、8万2千円の家賃補助ですが、修学資金の貸し付けを実施する自治体も増えてきていることが伺えます。

物価の高い関東エリアで8万円以上の家賃補助が出たり、修学資金を返済する必要がなくなるというのは、長期的に安定して働きたい人にとっては大きな後押しとなるでしょう。

今後ますますこの動きが加速して、保育士として働くやりがいや魅力が、多くの潜在保育士の人たちに伝わっていくことに期待したいですね。

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