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作品展に保護者は何を期待するのだろう

保育 展示会
保育士の苦手なものとして高い順位にある作品展。では、なぜ作品展が苦手なのでしょうか。実は、保育士が考えている作品展と保護者の作品展のずれが原因なんです。

保護者が求めるものとは 展示会はわが子の作品を

保育士の方の転職をお手伝いしていてよく耳にするのが、作品展が苦手ということです。これをまず聞いた方は作品を小さな子供に作らせたり教えたりすることが真っ先に頭をよぎると思いますが実際はそういう理由からでは実はないんです。

保育園や幼稚園の作品展を見たことがあるでしょうか。みんなで共同作成したオブジェのようなものが大きなウエイトを占めていることが多いです。これは半分は致し方なしで小さい子供にはまだ一人で物を作る集中力などの能力が大きく欠けているのです。そこで、みんなで楽しくできる環境の下、大きなオブジェを作成させながら保育士の方が作品をコントロールしているのが現状です。しかし、それが実は保護者の不満の元となっているみたいなんです。

 作品展に保護者は何を期待するのだろう

作品展当日に保護者が行うことといえば何かわかりますが。それは、真ん中に置かれてある大きな目を見張るオブジェではありません。わが子の個人作品を見ることです。そして、ここが最も保育士と保護者の差が出るところなんです。保育士はみんなで作った過程や作品展というイベントに集中していますが保護者の注目は第一に自分の子供の作品です。作品展と聞けば、自分の子供の作品をいくつも見れると思っているのが現状なんです。共同作品もわが子の作品の後に目は行きますがそこには自分の子供の作品を見つけた時の感動以上のものはありません。

親にとってわが子の作品は意外といつまでも覚えてしまっているものです。つまりそれだけ期待値が高いんですね。

コンサルタントから

保護者にとっての作品展とはまずは自分の子供の作品なんです。音楽会なども自分の子どもをまずは探すように自分の子供の作品がメインです。なので、個人の作品の量を少し多めにすることが重要ですね。もしくは、パンフレットや名札に工夫してできる限り簡単で素早くできることが重要です。これだけでも保護者の満足度はかなり違うでしょう。

また、共同作品もやはり学ぶことが多いので力を入れている園も多いのではないでしょうか。そのときは、子供ごとにどこを関わりどういう頑張りをしたかを明確に保護者に伝わるようにすることです。そうしたことにより、保護者はわが子の姿を想像し作品に愛着がわくでしょう。

どうしても、子供のための作品展・保育士さんが目指す作品展・保護者が目指す作品展は同じものとはなりえないでしょう。しかし、ささいな意識のすれ違いの可能性があるために起こっている現象でもありますので少し意識を向けるだけでよりよい作品展になると思います。

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