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家庭(保護者)と保育士が子育てで連携するためのやり方、考え方

保育 子育て相談
保育士として、保護者との関係性はとても重要です。こちらの信頼関係が成り立って初めて保育園は成り立つのです。保護者と連携し、質の高い保育を実践していきましょう。

保育施設に子どもを預けたら……

子どもを持つ保護者が、保育園などの施設に子どもを預け、もし、何か大きな問題が起こったら……。

例えばケガや病気、事故などで対応がしっかりしていなければ、大切な子どもが危険にさらされるかもしれません。大きな問題でなくても、例えば子ども同士のトラブルや、子どもが園で悲しい思いや嫌な思いをしたりすることもあるでしょう。そんなとき、どうしたらいいのでしょうか。

保護者は、子どもを見ることができない間、保育者に代わりに子どもを保護することを頼んでいます。だから園などで起きたトラブルなどは、全て施設や保育者側がなんとかしてくれないと、などと考えてしまうかもしれません。「どうしてこっちのいうことを聞いてくれないのか、プロなんだからもっといろいろやってほしいのに」と思ってしまうかも……。

■保育者は忙しいし大変だし、不満をいわれても……

保育士など、施設側の立場でこのようなことを考えてみたら、どうでしょうか。保育の仕事は忙しく、子ども一人一人に注意を払わなくてはなりません。問題が起こらないようにしないといけない、でも、万が一、何か起きたらという重圧もあります。

子どもは身体的にもデリケートな存在でもありますし、精神的な発達や心情の面でも、さまざまなことで気を配る必要があります。保護者から要望が寄せられた、というならまだいいのですが、不満をぶつけてくる、といったことがあると、本当に疲弊してしまいます。

保護者のことで気が重くなり「非常識なことをいってくるモンスターペアレントがいてつらい」という状態になってしまうかも……。

■家庭(保護者)と保育士の「連携」

保護者が保育者に、保育者が保護者やその家庭に対して「不満」や「不信感」が出てくるとすれば、それは保育の「責任」をお互いに「負わせる」姿勢や心情になってしまうときなのではないでしょうか。保護者は保育料を払い、しっかりと子どもを見てもらいたくて預けているんだから園にいる間のことは全部、任せたい。

保育者は精一杯、子どもに接するだけでなく子どもの生活を取り巻くさまざまな業務を行っているのだから何もかもやってほしいと無理難題をいわれたら困る。こうした状態は、本来の家庭と保育施設や保育者が行う「子育て」とかけ離れてしまっています。

保護者が保育施設に子どもを預ける、というのは子どもを育てるという、大事な「使命」のようなものを一緒に果たしている状態ともいえます。お互いがするべきことは責任を押し付けることや面倒を避けることではありません。家庭と保育者で「連携」することです。連携、というのはよくいわれる言葉ですが、よく意味を考えると同じ目的を持つ人達が、密に連絡を取り合い、その目的に向かっていくことです。

■大事なのは「思いやり」

大事なことを複数の人達が成し遂げるために重要なのは、情報の共有や事実の正しい理解です。報告や連絡が重要です。保育者が忙しくて送り迎えなどの際にゆっくり情報共有ができなかったら、保護者は連絡帳を活用したり別に時間を作ってもらったりという手段があります。

保育者側も、できることをできるときに、最大限の効果が出るように努力を怠ってはいけません。保護者側も、子どもではなく保護者の都合ばかり前面に押し出してはいけません。お互い「子どものため」に、を心に刻み、そして難しいようで単純なことですが、相手を「思いやる」ことが大切です。お願いをするにも、共通の認識を持つにも信頼関係が必要です。

お互い感謝し、礼儀をもって、相手の立場のことも考えて行動すれば信頼関係が生まれますし、一緒に安心して子どもを育てる仲間のような存在と認め合うこともできます。子どもの健全な成長を見守る「同志」として、家庭と保育施設、保護者と保育者が心強い味方になれるのが理想的ですね。

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