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全国に1,099施設!?感謝の心と道徳心を養う「仏教保育」

仏教保育
お寺の境内を利用した保育は、場所不足で保育園をつくれない問題がある今、待機児童問題解消の大きな力となりますね。
古来からある仏教を基礎とした保育を今一度、見直してみましょう。

幼稚園や保育園を選ぶ際に、ママ達が気になるのはその園が仏教系かキリスト教系かということです。

日本人のほとんどは無宗教のため、宗教にマイナスをなイメージを持つ人も多いかもしれません。

今回は、道徳心や感謝の心を学べる仏教保育の特徴やメリット・デメリットを紐解いていきます。

仏教保育とは?

仏教保育とは、その名の通り、仏教の考えをベースに仏教精神を育てる保育です。

仏教保育で共通する理念は「生命を大切にする」「仲間を大切にする」「善い行いをする」という考えです。

お釈迦様の言葉やお経を通して様々なことを学びます。

立派で厳かな落ち着いた園の様子が魅力的

仏教保育を導入している園では、教室にお釈迦様の絵が飾られていたり、仏壇があります。また、数珠を持って念仏を唱えたり、お釈迦様の歌を合掌します。

お釈迦様の誕生日を祝う「花まつり」や、お釈迦様がお悟りを開かれた日に行われる「成道会」「おさとりの日」というような仏教の行事もあります。

座禅を組む園もあるそうで、お線香の香りがする、厳かで落ち着いた雰囲気が保護者から人気のようです。

仏教保育のメリット

≪道徳心を養える≫

良い面は、仏教の思想を通して、感謝の心や道徳心を育める点でしょう。与えられた物に感謝できるというのは、大人でも難しいので、幼少期にこの道徳心を養えるのは大きな特徴です。

お坊さんなどから、倫理的なお話を聞く機会も多いので、宗教の基本的な知識や行事を通して、文化に触れて幅広い教養を持つチャンスに恵まれていると言えます。

≪新興宗教関係者がいない≫

また、宗教系の幼稚園の良いところとしては「仏教」という枠があるため、過激なカルトや新興宗教関係者がいないということもあります。

≪お葬式や法事での作法が身につく≫

親族のお葬式嫌や法事の際に、子どもが落ち着いてお焼香や礼拝の作法ができるようになっていて驚いた、という声も耳にします。

また、読経や法話の間もしっかり聴いていたり、難しい言葉を理解する力、心で法話を聞く力が養えているように感じたというママは多いようです。

仏教保育の気になる点

 

仏教保育

 

仏教系の園で気を付けることは、いくら無宗教や他宗教であっても、その宗教や考えを否定したり馬鹿にするような言動をしてはいけません。

保育士さんや先生たちも無宗教の場合が多いこともありますが、ベースはやっぱり仏教の考え方を大切にしています。

また、深い信仰心を持っているご家族ももちろんいるので、それをけなすことはNGです。注意しましょう。

毎月の「教え」が深イイ!

仏教保育では、毎月の教えがあり、一年を通してしっかり仏教の考えのベースを学べるようになっています。

4月:合掌聞法(がっしょうもんぽう)

仏法僧の三宝を敬う形が合掌であり、自分自身を大切にするとともに、他人を敬い、その教えを聞くところに尊い意義があることを見いだすようにしよう。

5月:持戒和合(じかいわごう)

約束を守ることは社会生活の第一歩であり、それをもとにして集団の秩序が保たれる。社会生活の第一歩である園生活を楽しいものにしよう。

6月:生命尊重(せいめいそんちょう)

自分の生命を大切にすることと同様に、他の人間および人間以外のすべての生物の生命を大切にすることは、幼児の情操に大きな影響を及ぼすことである。

7月:布施奉仕(ふせほうし)

他人に親切にすることは、まわりまわって自分にもどってくる。そうした利害を抜きにしても、どんなときにも隠れた親切が人間の社会を明るくすることを知らせよう。

8月:自利利他(じりりた)

自分でできることを他人にしてもらうことは、恥ずかしいことである。自分に与えられた仕事でなくても、自分でできることは進んでするようにしよう。

9月:報恩感謝(ほうおんかんしゃ)

社会のしくみは自分ひとりでは何もできない。同時に衣食住のすべてに自然の恵みがなかったら、一日も生活することはできない。つつましい心で社会や自然に接する心を育てよう。

10月:同事協力(どうじきょうりょく)

ひとりではできないことでも、ふたりならできる。ふたりでできないことでも、大勢ならできる。みんなで助け合うことによって、思いもかけない大きな仕事ができることを分からせよう。

11月:精進努力(しょうじんどりょく)

途中でくじけては、どんなよいことでも実らない。すべてのことを終わりまでねばり強くやりとげることは、幼児のうちから習慣としてしまうことが大切である。

12月:忍辱持久(にんにくじきゅう)

仏様の教えを知り、それに少しでも近づくように努力することによって、毎日の生活を充実させることができる。目標は遠くてもじっくり取り組むようにしよう。

1月:和顔愛語(わげんあいご)

寒いとき、つらいとき、悲しいときでも、くじけてなさけない顔をしてはいけない。どんなときでも明るい笑顔を忘れず、仲良くしよう。

2月:禅定静寂(ぜんじょうせいじゃく)

思いつきをそのまま実行するとたいてい失敗する。行動に移す前にじっくり考え、世の中の動きにまき込まれず、しっかりと地に足のついた生活をしよう。

3月:智慧希望(ちえきぼう)

いつも希望を胸の中にもち、明るい明日の生活を目指して、よく学び、よく働き、よく遊び、すべての人のために楽しい社会を生み出すように努めよう。

88年の歴史!日本仏教保育協会とは?

上記の1年間の教えは、日本仏教保育協会が発表しているものです。

日本仏教保育協会は、仏教に基づいた保育の充実を図り、仏教保育を推進するために、昭和4年に仏教系幼稚園、保育園及び養成機関の全国組織として発足しました。

加盟園は全国に1099園と増えており、昭和44年11月15日に当時の文部省から社団法人の認可、さらに、平成24年度に内閣府より公益社団法人の認定を受け、活動を続ける最も歴史の長い保育団体です。

しっかりと仏教保育を子供に学ばせたい方は日本仏教保育協会の加盟園に入るのがいいかもしれませんね。

まとめ

今回は仏教保育についてお話しましたがいかがでしたか?

幼少期の子供は何でもスポンジのようにグングン吸収します。だからこそ宗教色に染めたくない、宗教を押し付けられはしないかと不安を持つ人もいるでしょう。

中には本格的な所もあるようですが、仏教系でありながらクリスマス会をやるなど、仏教色の強さは園によって様々です。事前に園の様子をチェックして、子どもに合った園を選ぶことが大切でしょう。

仏教保育に興味がある人はぜひ近隣の園を探してみてはいかがですか?

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