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病院内保育を考えよう~運営企業まとめ~

病院という職場は24時間体制で動いています。もちろん、そこで働く医師や看護師には夜勤はつきもの。そんな人たちの子どもを預かる場所、それが院内保育所です。今回はそんなちょっと特殊な院内保育について紹介していきたいと思います

院内保育所とは病院内やクリニックなどの医療施設で働く医師や看護師のために設置される保育施設のことを言います。

他の保育形態との一番の違いはその保育時間。大きな病院になると24時間体制で運営されており、医師や看護師も状況に応じては深夜に働かなければいけないということも日常茶飯事です。そのような不規則な勤務体系に対応できるように24時間稼働している保育所が多いことも院内保育所の大きな特徴です。

看護師という職業は昔から多くを女性が占めてきました。しかし、つい最近まで院内保育が注目されることはなく、看護師を対象とする保育所も皆無でした。近年、ようやく国から補助金などが下りるようになり、整備が進んでいます。

各医療法人で保育所を運営しているところもありますが、現在では多くの院内保育所は企業内保育所と同様に、外部企業に業務委託という形で運営されることが多くなっています。

今回は、そのような院内保育施設の運営を行っている事業所を紹介していきたいと思います。

オズカンパニー

院内保育

 

オズカンパニーは福岡県福岡市に拠点を置く、保育施設の運営を行っている会社です。院内保育だけではなく、企業内保育やイベントの際に保育士を派遣する事業を行っているなど幅広いシチュエーションでの保育に対応しています。

福岡県を中心として、ひまわり保育園、やまびこ保育園、サンサン保育園など数多くの保育施設を運営しています。

しかし、オズカンパニーの事業はそれだけでは終わりません。他にも子育てしやすい社会の実現のためにもっと広い視野に立った事業も行っているのです。

その一つが「イクボス推進事業」というもの。これはその名の通り、同じ職場で働く部下がよりよいワークライフバランスを手に入れるように、その見本となれるような仕事で業績を上げつつも私生活も楽しめる上司の支援を行う事業です。

では「イクボス推進」といっても具体的には何をしているのでしょうか?

この事業の大きな柱となっているのがセミナーやワークショップ。これらを通じて上司の意識改革を行っています。この事業は、オズカンパニーの社長である小津智一氏が代表を兼務しているNPO法人ファザーリングジャパン九州と共同で行っています。

社長の自身が子育てに熱い情熱を持って取り組んでいることがオズカンパニーの大きな魅力ではないでしょうか。

タスク・フォース

タスク・フォースもまた、院内保育のほかにも企業内保育やイベント保育といった様々な現場での保育事業を行っている会社です。

タスク・フォースの特徴は国からの補助金にこだわらないところ。タスク・フォースによるとそのような形で直営保育所を展開している唯一の民間企業だそうです。

では、なぜタスク・フォースは国からの補助金に頼らないのでしょうか。それはタスク・フォースの最優先事項が「顧客の満足」にあるからです。また、国の補助金制度を利用することは監査や申請などに時間をとられることにもなり事業所にも負担です。そんな制約を振り払って、真に顧客が求めていることを実現することが一番重要なことだと考えているのです。

それぞれの病院・企業によってニーズは違います。多くの子どもたちが見込まれる園もあれば、そんなに数はいないかもしれない園もあります。さらに、広いスペースが確保できるところもあるかもしれませんし、できないかもしれません。

それぞれの現状に合わせて、タスク・フォースでは目的に応じたきめ細やかで多彩なサービスを提供しています。完全委託だけではなく保育士派遣のみなど顧客の希望に応じて柔軟な対応をしていることもタスク・フォースの大きな特徴といえるのではないでしょうか。

さらに、タスク・フォースのグループ会社であるキッズ・コムは新しい形の子育てネットワークを運営している会社です。その一環として、運動会やコンサート、キャンプそしてキッズ・コムが運営する北海道・南富良野の施設での開拓体験などさまざまなイベントに参加できるのもタスク・フォースの大きな魅力だと思います。

サクセス・アカデミー

サクセス・アカデミーは院内保育・企業名保育といった今まで紹介してきた事業の他にも、直営の認可保育園や学童クラブの運営など実に幅広い事業をおこなっている会社です。

サクセス・アカデミーは自社の理念のもとに保育プログラムを策定。個々の年齢に応じて、達成すべき保育目標を掲げています。

例えば、0~2歳児までの保育プログラムは「「自然」「素材を活かした手作りおもちゃ」等により、「感触を楽しむ」「好奇心の芽生えを促す」「身体能力を高める」などを目的としたプログラム」と呼ばれ、普段おうちの中にあるものを使った遊びを中心に保育を行います。

それが、3~5歳児になると「身近な自然とのかかわりを通じて、科学への興味を育むことなどを重視したプログラム」となり、外に飛び出し、自然と触れ合いながら学んでいきます。具体的な例として、サツマイモのヘタで水栽培をしたりシャボン玉を飛ばしたりといった感じです。

この具体的な保育例はサクセス・アカデミーのホームページにも載っているのでぜひチェックしてみてください。

http://www.success-academy.net/about/

日本福祉総合研究所

株式会社日本福祉総合研究所は事業所内保育や病院内保育を中心とした事業をおこなっている会社です。東京都内で2つの病院、埼玉県内4つの病院、群馬県内には2つの病院の院内保育園を運営しています。企業内保育所の有名なところで言えばブリヂストンの事業内保育所を運営しているのが日本福祉総合研究所です。

また、病院で働く人の子ども預かる院内保育だけではなく、病気から回復したばかりの子どもを預かる病後児保育もこれらの各院内保育所で行っています。日本福祉総合研究所は「全国病児保育協議会」に会員登録済みで、保育看護のために病後児保育に関わるスタッフは全国病児保育協議会での研修を受けています。

院内保育所や企業内保育所というと「保育所」というよりも「託児所」という側面が強く、子どもたちをただ預かる場所というイメージになってしまうことがありますが、日本福祉総合研究所は「ただ預かる」だけではなく、「にんげん力」を育み意欲ある子どもを育てることを保育サービスの理念として掲げています。

日本福祉総合研究所の代表取締役・安永愛香さんは自身も大学在学中に結婚し、その後外資系企業に入社してすぐに妊娠・出産。自身子どもを保育園に預けるかたわら、日本の保育業界におけるサービスの質や問題点を肌で感じたことで、自ら保育園「メリー・ポピンズ」を開園。さらに2005年には事業所内保育を推進するためにこの日本福祉総合研究所を立ち上げました。

このような、社長自らの体験、考えが日本福祉総合研究所の保育には色濃く反映されているといえるのではないでしょうか。

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