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保育士のキャリアアップと将来像の多様化

保育士の給与の低さが問題になっていますが、政府が解決してくれる以外の道はないでしょうか。今回は、その問題を紐解いていきましょう。

■やりがいを感じていても保育士を続けられない事情とは?

 

保育士 求人

 

保育士は、未来ある子どもの成長を見守り支える、やりがいのある仕事です。やりがいがあるだけにとても多忙だったり、体力的に厳しいと感じることがあったりしても「保育の仕事が大好き」「保育の仕事をずっと続けたい」という人もたくさんいます。しかし、保育士を取り巻く事情には厳しいものがあります。2016年4月、政府が深刻な待機児童問題の対策として保育士待遇改善を発表しましたが、依然、保育士の「給与が低い」のは切実な問題です。給与の問題を抱え、大好きな保育の仕事を「続けられない」人も多いのが現実です。そこで、近年、多様なキャリアアップで保育の仕事を長く続けられる可能性が広がってきたことについて解説していきます。

■保育士のキャリアアップの選択肢は少なかった?

保育士は国家資格で、資格を得て働くことで経験を積んでいくことができます。しかし、保育士資格には、さらに「上級」に位置する資格はありません。スキルは日々の保育業務でアップしていっても、具体的な将来像は、選択肢が多いとはいえなかったのです。一般職である「保育士」から、管理職の「主任」となる、あるいは「園長」など経営職を目指す、というのが一般的なキャリアアップです。もちろん「ずっと現場で働きたい」という人もいます。ここで問題となるのは、キャリアアップによる給与アップが見込めないこと、そして、園長などの経営職が「狭き門」で、目指しても実際になれる人が少ないことです。

■希望を持って保育を続けられる新たな道

自分の経験や能力の伸びが、次のポストや給与アップなどにつながるという希望は、仕事をしていくうえでとても大切なことです。しかし、保育士の将来の選択は幅が狭く、給与の水準も上がらないとなると、大好きな仕事、大好きな子ども達から、やむを得ず離れる、ということにつながります。しかし近年、資格取得や独立・開業など新たな保育のキャリアアップをはかる人が増えています。

■保育士が新たに資格を取得したい理由

近年、保育園など施設側でも、保護者に選ばれるために「よりメリットのある」保育方針やカリキュラムを打ち出すことが増えてきました。とくに私立の保育施設などでは、富裕層の「子どもをランクの高い保育施設に入れたい」「優れた保育方針や高い教育レベルの保育施設を選びたい」という声に応えるため、高付加価値化をはかっています。そこで必要なのは保育士資格のほかに専門知識や資格を持つ保育士です。保育士自身にも「付加価値」があれば、当然、待遇もよくなるので「新たに資格を取得したい」保育士が増加しています。

■保育士に人気の資格

保育士 転職

新たに資格や専門知識を得てキャリアアップしたい保育士に人気の資格があります。保育士とともに「幼稚園教諭」資格を持っていると「幼保一元化(=幼稚園と保育園を一緒に)」された施設や「認定こども園」での活躍が可能となります。また「リトミック指導者」資格も人気です。音楽・リズムと身体や心の動きを関連づけたリトミックを取り入れる保育施設は、その知育効果への期待から保護者の人気が高く、キャリアアップに適しているからです。また、心理学やカウンセリングの専門知識を持ち、子どもや保護者へのいっそう手厚いケアが可能な人材へのニーズもあり、これらの習得への人気も高まっています。

保育士資格にプラスして専門性アップ。保育に役立つ資格って?

■保育の仕事で独立を目指す

また、キャリアアップで独立や開業の道を選ぶことも可能です。例えば「チャイルドマインダー」認定資格取得によって、自宅や依頼者宅で保育業務を行うなどの形が人気です。チャイルドマインダーとは、1~4人の少人数の子どもを対象に家庭的な環境で、きめ細かい保育サービスを提供する保育者のことです。子ども一人一人の個性に深く向き合ってもらいたい保護者からのニーズがあり、一般的な保育園よりも「自由なスタイル」で保育の仕事ができるので人気です。

最近、耳にしてきたチャイルドマインダー、ベビーシッターとどう違うの?

■広がる選択肢から自分に合うキャリアアップを選ぶ

「好きなのに続けられない」など、これまで問題の多かった保育士という仕事に、選べる将来像が増えてきたことは喜ばしいことです。保育士という責任のある仕事を、自分なりにどう広げていくか、どう続けていくかは、その人次第で一人一人、異なります。自分の現状や希望に合わせて、キャリアアップを選んでいきたいですね。

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